WWSチャンネルは 新曲『Sunny』をリリースするシンガー・安田レイにインタビューを行った。
安田レイは、8月22日にリリースされる新曲『Sunny』の制作過程や、様々なクリエイターたちとの交流。さらに、オープニングテーマに起用されるテレビドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)について語ってくれた。
Q:8月22日に発売する新曲『Sunny』ですが、どんなテーマやコンセプトがあるか教えてください!
まず原作を読ませてもらって、主人公の生き様がとてもかっこいいなって思ったのが第一印象でした。
主人公のえみるちゃんはとっても若くて、まだまだ分からないことだらけで不器用な部分があって。それでも自分に何ができるか分からないけど、誰かのために力になりたいと一生懸命、毎日汗水流して頑張ってる姿がとても素晴らしいなって思いました。
どんどん読んでいくと自分も共感することだらけで、私自身ステージに立っていると「すごく堂々としてるね」「ハートが強いね」と言ってくださる事が多いんですけど、実際のところは小心者で、結構へこみやすい性格だったり、不器用な部分もあるんです。それでも私はいつもステージに立って誰かに音楽を届けたい、繋がっていたいって思いながら音楽活動をやらせてもらってるので、(内面が)主人公と一緒だなって思いながら、歌詞をスムーズに書けたかなと思います。(主人公と自分の)二つの気持ちを重ね合わせながら作った一曲なんですけど、これはきっと主人公のえみるちゃんと私だけじゃなくて、誰しもが日々の中で感じてる事だと思うので、きっと共感できるフレーズだったり気持ちをみなさん見つけて下さるんじゃないかと思います。
Q:毎週火曜9時放送のドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」とのタイアップになってますが、この作品は見られましたか?
シリアスな部分だったり、こういう世界があるんだなって勉強になるシーンもいっぱいあります。「生活保護」がこのドラマのテーマなんですけど、それを担当しているケースワーカーの人たちが、日々自分たちには何ができるのかと葛藤しながら仕事を頑張ってるシーンを見て、自分も音楽を通してもっともっとできることがあるんじゃないかなって思えてきたんです。原作を読んでいるときも思っていたんですけど、それが映像になるとまたさらに「もっと、もっと曲を作ろう!」とか、もっといろんな所でみんなを勇気付けられる存在になれたらいいなと。まさに『Sunny』のタイトルの通りの存在に近づけられるように頑張りたいという思いになりますね。
Q:アイデア出しから参加して「太陽の女神」というテーマで衣装やメイクを作り込んだとのことですが、これまでにないテイストでしょうか?
今までのジャケットはキラキラとポップな感じで明るくて、元気のある色味とか表情が多かったんですけど、今回は25歳になって、7月でデビュー5周年を迎えて、どんどん大人の階段を登って、大人になれて楽しいなって思ってる最中なんです。
その中でデビューした頃の二十歳の自分ではできなかった世界を表現してみたくて、今回は冒険してみました。
メイクさん、スタイリストさんも一緒にお仕事したい方々にお願いしたら「レイちゃんと一緒にお仕事したいです!」と言って下さって一緒に作りました。(CDのジャケット)はMottyさんという方がデザインして下さったんですけど、ただカッコイイだけじゃなくて、遊びや毒っ気がある“何か”をプラスしてくださる方で、私はコラージュの達人だと思っているんです。ジャケットにただ自分がいるだけじゃなくて、Mottyさんにしかできないスカートの部分に太陽のうねうねとした蜃気楼のようなぼかしを入れてもらったりして、太陽のオレンジと夏らしいターコイズも差し色で入れて頂いて、夏っぽいジャケットになってるかなと思います。表情とかもタイトルが『Sunny』なので、ニコニコ笑ってるのもアリかなとも思ったんですけど、あえてモード感を出したいなと思って、ちょっとキリッとした表情で、ポージングもモード誌を見ると面白い立ち方をしている方が多いので、そんな風にいつもとは違った立ち方で撮影してみました。
Q:イントロから爽やかで太陽が差し込むようなキラキラ感が満載ですが、
どんな気持ちで歌いましたか?
歌い方をいつもと変えてみたんですけど、言葉一つひとつをちゃんと届けたいっていう気持ちがあるので、あえてシンプルにな気持ちで歌ってみました。サウンドもとても夏らしい太陽のようにカラッとしているので、夏らしさを表現したくて歌いました。ただ、この曲はハッピーなことを歌ってる訳ではなくて、苦しい部分や自分の弱い部分も表しているので、そういったところもこの曲ならではかなって思います。ハッピーなだけじゃなくて、いろんなものの先のハッピーを想像しながら歌った一曲となっています。
安田レイ 画像 4/5
Q:先日は新宿サザンテラス20周年記念ライブに出演されましたが、盛り上がりは
いかがでしたか?
めちゃくちゃ盛り上がりました!外で歌うのがすごく好きなのでやっぱり野外はいいなって思いました。リハの段階からみなさんノリノリで聴いて下さって、それがすごく嬉しかったんです。私はよく即興ソングをSNSで投稿してるんですけど、ステージ上でいきなりセッションをはじめたらみなさん喜んで下さって、「初めて生で聴けて嬉しいです」とか「セッション聴けて嬉しいです」と感想を頂けてすごく嬉しかったです。野外ステージだったので、新宿に遊びに来て下さってた方とも立ち寄ってくれたのが見えてすごく嬉しかったですね。そういった新しい出会いもこれからたくさん増やしていきたいです。あと『Sunny』の初披露もこのときだったんですけど、制作過程も大事なんですけど、一番はお客さんに届いてからのリアクションがあって、やっとホッとできるんです。ライブで披露したあとのサイン会で「レイちゃんぽくていい曲だね」「夏っぽくていい曲だね」ってみなさんからいろんなコメントをもらえてすごく嬉しかったです。
Q:TOKYO FMのレギュラー番組で様々なゲストを迎えて
トークを展開されてますが、最近印象に残ってる出来事はありますか?
この番組は毎週スペシャルな大物ゲストに来て頂いていて、目の前で貴重なお話を聞けるので毎週土曜日が楽しみです。個人的にファンのアーティストさんにも来て頂いていて、三浦大知さんが来て頂いたときに実は家電が好きで、今欲しい家電に「全自動洗濯物たたみ機」についてお話をしてくれて、普段見られないような新しい一面を見れました。それからMISIAさんも素敵なお話をして下さって、音楽に対する姿勢や日々の生活の中でも大きな愛に溢れた方で、「MISIAさんのようなすばらしい大人になりたいな」って目標にしたい方です。ソロの女性アーティストとしても、一人の人間としてもとても尊敬する方だなってお会いして感じました。
Q:この夏に挑戦してみたいことはありますか?
今回のシングル『Sunny』のカップリングに『bring back the colors』っていう一曲があるんですけど、作詞&作曲に初挑戦した楽曲になってます。普段からデモの段階ではあるんですけど曲作りはやっていて、家にある電子ピアノでよく作ってるんですけど今回やっと作品になりました。作っていてめちゃくちゃ楽しかったので、作詞&作曲の機会をもっともっと作っていきたいなっと思います。
ライブでも弾き語りをしていきたい思いがあって、自分のピアノと自分の声だけのシンプルな構成で歌えるシーンを作っていきたいなって思っていて、これからのチャレンジですね。
Q:最後に視聴者へメッセージお願いします!
ぜひ8月22日(水)にリリースされるNewシングル『Sunny』を今年の夏たくさん聴いてもらいたいなと思います。いち早く8月14日(火)からはダウンロードもできます!暑い日が続いていますが、そんな時に音楽の力を借りてこの『Sunny』を聴いて少しでも涼しくなってもらえたら嬉しいなと思います。よろしくお願いします!