氣志團万博2018、初日のMOSSAI STAGEはWELCOME ACTに続き、氣志團万博初登場となるKEYTALKのステージで幕を開けた。ライブバンドとして定評のある彼らがどんなパフォーマンスを見せるのか会場では期待が高まっていく。
小雨の降りしきる霞んだ空気の中登場したKEYTALK。1曲目『桜花爛漫』で始まったステージは超満員の観客で溢れていた。序盤から、押し寄せる人並みを前へ前へと引きつける様に、ベースボーカル:首藤とギターコーラス:小野が盛り上がりをリード。
氣志團万博2018 KEYTALK photo by 中野修也 画像 2/6
熱気に満ちた空気の中「パリピになりましょー!」と茶目っ気のある煽りとともに2曲目の『Summer Venus』が手拍子に合わせ始まった。雨風も跳ね返すほど高く突き上げられた観客の両手が顔をあげた真夏のひまわりの様に一面に広がり、熱い夏の気配が舞い戻る。力強いボーカルと呼応するレスポンスにステージ全体が一体感に包まれる。
弱まることのない雨足の中、「憧れの氣志團先輩のフェスにでられて嬉しいです!みんな盛り上がってるかー?」と噛み締めた歓びを観客と分かち合うメンバーたち。
氣志團万博2018 KEYTALK photo by 中野修也 画像 3/6
氣志團万博2018 KEYTALK photo by 中野修也 画像 4/6
3曲目『Love me』の軽やかで伸びのある爽やかなサウンドが会場を包んだかと思えば、一変して力強いサウンドと共に始まる4曲目『ワルシャワの夜に』と続き、緩急のあるパフォーマンスで観客を魅了する。
恵みの雨と言わんばかりに、頭を振り乱し気持ちよいプレイをみせるメンバー。 普段ステージ上でもあまり汗を欠かないことで有名な首藤も、今日ばかりは雨と汗でびっしょりと額をぬらしている。KEYTALKの熱気は既にピークを超えている。
「もっともっと雨ふれよ!もっと揉みくちゃになろうぜ!」の掛け声と共に5曲目の『MATSURI BAYASHI』で一気にラストスパートへと駆け上がる。「祭りだ祭りだ!氣志團!氣志團!」一気に沸き上がるムード。
氣志團万博2018 KEYTALK photo by 中野修也 画像 5/6
「ラスト1曲、もっと一体感だしたい!一緒に踊りたい!みなさんもっともみくちゃになる準備はいいですかー?」と貪欲な意気込みをみせ、最後の1曲『MONSTER DANCE』へと爆走するKEYTALK。祭囃子を思わせるノリノリのダンスチューンにのって手拍子とジャンプで踊り狂う観客。ドラム八木の軽妙な笛のリズムが房総半島の風にのり、もはや雨さえも心地よい。最高のパフォーマンスを見せるKEYTALKと揉みくちゃになるまで踊り尽くす観客。ステージの一体感はマックスへと達した。
止まない歓声と共にパフォーマンスは終わり、ライブシーンを牽引する実力派としての迫力を見せつけたKEYTALK。最後まで「ありがとう!」と深々と観客への一礼をすますと観客からの黄色い声が響いた。
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