2日目のYASSAI STAGEにTHE ALFEEが登場。フェス自体にほとんど出演することのない彼ら。氣志團万博のステージで目の当たりにできるのはかなり貴重な体験だ。オープニングは『STAR SHIP -光を求めて-』。桜井賢(Vo./Ba.)、坂崎幸之助(Vo./Gu.)そして高見沢俊彦(Vo./Gu.)と、三人三様の個性的な彼らの声が美しく混ざり合い、オープニングからどよめきが起きた。懐かしい曲だが色あせることなく、むしろ輝きを増して目の前で演じられている。
立て続けに披露されたのは、超名曲の『メリーアン』。間奏では、坂崎のアコギと高見沢のエレキのギターテクニックがオーディエンスを魅了する。3曲目は、高見沢のハイトーンボイスが印象的な『FLOWER REVOLUTION』。曲中に高見沢がステージの右端に、桜井が左端まで移動。ともに最端のマイクスタンドを使い、ステージ狭しとパフォーマンスを魅せた。
氣志團万博2018 THE ALFEE photo by hajime kamiiisaka 画像 2/4
「ハローこんばんはー。THE ALFEEでございます。我々は今年でなんとバンド結成 45周年。今日は氣志團万博に呼んでいただいて、ありがとうございます。45年の息の長〜いパワーでを40分の短〜い時間を、身体にムチ打って頑張ります」坂崎が挨拶をすると、その横にはサングラスをかけた高見沢が。ムチを手に坂崎をしばくおふざけシーンも楽しませてくれた。
坂崎の「俺んとこ来ないか?」のセリフで始まったのは『ジェネレーション・ダイナマイト』。羽根をかたどったギターに持ち替えた高見沢が、スラッシュメタルの激しいギターテクニックを披露する。噂の超絶ギターテクが、広大な会場に響き渡った。そのまま花道を歩む高見沢。立て続けに披露した『恋の炎』は、まさに高見沢の独断場。
ドレスのようなシルエットのロングコートをまとった高見沢は、花道の中央に立ち会場中の視線を独り占め。曲のラストでシャウトすると、オーディエンスからは黄色い歓声が上がった。
氣志團万博2018 THE ALFEE photo by hajime kamiiisaka 画像 3/4
続いて桜井と坂崎も花道に集まり、3人が寄り添う様子に何が始まるかとざわつく会場。そして聞こえてきたのはオフマイクでの見事なアカペラ。代表曲である『星空のディスタンス』のサビが袖ケ浦の夜空に響き渡った。アカペラでのイントロから曲がスタートすると、会場の盛り上がりはピークに。
ラストは高見沢がメインボーカルの『SWEAT&TEARS』。高見沢が歌いながら再び花道へと歩み出し、坂崎と桜井もそれに続いて前方へ。サビではロングコートを翻し、回転しながらギターを奏でる高見沢。さらに3人並んでヘッドバンキングしながらのプレイを披露した。イベント2日目のクライマックスを盛り上げたTHE ALFEE。氣志團万博の歴史に、また新たな伝説が刻み込まれた。
氣志團万博2018 THE ALFEE photo by hajime kamiiisaka 画像 4/4
(取材/文:バッキー☆大坂)
氣志團万博2018
9月16日 THE ALFEE セットリスト
M1.STAR SHIP -光を求めて-
M2.メリーアン
M3.FLOWER REVOLUTION
M4.ジェネレーション・ダイナマイト
M5.恋の炎
M6.アカペラ〜星空のディスタンス
M7.SWEAT&TEARS