m-flo、水曜日のカンパネラ、chelmico、WONK等豪華アーティストらが一挙集結する、完全招待制のシークレットライブイベ ント『Beyond Pop Supported by Pringles』。
出演アーティストには、約2年前にオリジナルメンバーのよる再結成を果たした”m-flo”を初め、コムアイを主演とする3人組 ユニット”水曜日のカンパネラ”や、2018年8月にメジャーデビューを果たした”chelmico”、東京を拠点に活動するエクスペリメ ンタル・ソウルバンド”WONK”、”DJ BAKU+MC漢”、”DJ DARUMA”など日本トップのアーティストが集結した。
<WONK>
WONK 画像 2/7
まず一発目のアーティストは、東京を拠点に活動するエクスペリメンタル・ソウルバン”ドWONK”。新世代のソウルを演奏す る話題の4人組WONKは、ステージに登場すると力強いドラムソロから始まり、躍動感溢れるアーバンなジャズ・ナンバーで いきなり会場を沸かせた。近年のUSジャズの影響を感じさせるヒップホップやフュージョン、ソウルをクロスオーバーさせた本 格的なサウンドでありながらも、長塚健斗のシルキーな歌とポップな耳触りを持った楽曲で、オーディエンスを引き込んでいく。 だが、ポップのみに終わらないのが彼ら。矢継ぎ早に展開する攻撃的なドラムビートや各メンバーのソロタイムなどW、ONK の真骨頂とも呼べるプレイヤビリティに溢れた演奏で客席を圧倒した。
アッパーなテクノ・トラックを矢継ぎ早にミックスするDJ DARUMA、その熱いパフォーマンスとプレイにつられて観客もヒートアッ プし、さながらフロアはクラブのような熱気を帯びました。
<chelmico>
次に登場したアーティストは、今年の8月にメジャーデビューを果たし、MCによるアーティスト紹介でも熱い声援が寄せられた 2人組の女性ラップユニットChelmico。ポップなパーティー・チューン「Get On!」で幕を開けた彼女たちのステージは、ちょっと 体温低めなテンション感ながらに、息のぴったりあった巧みなラップでオーディエンスを魅了する。 「プリングルス、食べたーい!」と観客とコール&レスポンスすると、T「imeless」「Honey Bunny」と、飾らない日常を綴った歌 詞にマッチしたルーズでポップなビートで、Chelmicoらしい緩い世界観を演出。ラストの「Love is Over」ではプリングルスの キャラクター(Mr.P)がステージに登場し、フロアも大いに湧いた。
<DJ BAKU>
chelicoに続いて登場したDJ BAKU。ターンテーブリストらしくタイトなスクラッチを披露すると、続いてMC漢a.k.a.GAMIがス テージに登場。“今日はヒップホップの黒い部分だけ持ってきたぜ”と、新宿育ちの漢が経験してきた、タフなライフストーリーを技 巧的なラップでたたみ掛ける。途中ステージにMr.Pが登場すると、漢はプリングルスと掛け合わせたラップも披露し、そのハード コアなラップに呼応し、オーディエンスも拳を振り上げてヒートアップしていた。
<m-flo>
今年再結成をアナウンスしたm-floがステージに登場すると大きな歓声が起こる。冒頭のG「et On」EDMのアッパーなトラック でオーディエンスを煽ると、「TRIPOD BABY」「Sound Boy Thriller」では☆Taku Takahashiによるクラブヒット・リミックスのト ラックを矢継ぎ早に披露する、ダフトパンクの名曲リミックスなどで華やかさを加味していたV。ERBALの知的なラップとLISAの 可憐な歌声でしっかりとオーディエンスを惹きつける。ラストを飾ったヒット曲c「ome again」ではサビを観客に歌わせるサービス もあり、今日一番の拍手喝采が起こった。
スパンコールの衣装に人力のライティングチームを引きつれてステージに立ったコムアイ。「シャクシャイン」では、コムアイがプ リングルスをフロアに投げ入れるパフォーマンスも。ヒット曲「桃太郎」は音響エレクトロニクスにリミックスされ、歌いながらコムア イも客席へと降り、その壮大なサウンドをオーディエンスとともに共有した。「南方熊楠」ではステージ上で膨張させた幕体とコム アイが一体化し、ベースの効いたダンスミュージックに合わせてダンスを披露。深淵なバラード曲「キイロの歌」では闇に光るよう なコムアイを巧みなライトが演出するなど、常にオーディエンスを釘付けにする凝ったパフォーマンスを最後まで展開した。
■公演タイトル
「Beyond Pop Supported by Pringles」
■開催日
2018年10月1日(月)
■会場
渋谷WWX