サイケなシャツにジーンズで登場し、30日のCOSMO STAGEラストを飾ったのはスガシカオ。
「来年も、ギリギリで生きていくぜ!」と叫びオープニング曲『Real face』からスタート。「ガンガン行くぜ」との声で続いた『19才』ともにヘビーでディープなアレンジで楽しませてくれた。
3曲目、アコギを抱えつつも激しいロックチューン『Re:you』で立て続けに駆け抜けると、MCでひと休み。
「めっちゃうるさいなー後ろのステージ」「今日はオレも仕事納め。だから声がかれようがションベン垂れようがお構いなしだぜ」とステージを和ませつつ「今年あった嫌なこと、悲しいこと、全部オレたちのファンクと一緒に置いていってくれ」と『俺たちファンクファイヤー』へ繋げ、オーディエンスをファンクワールドへ誘い出した。
いつもはこの曲をハンドクラッピングで盛り上げるところだが「今年最後だからジャンプで行くよ。30回で!」と、オーディエンスに30回のジャンプをリクエストしてステージに勢いをつけた。
「今年最後のステージをスガシカオで締めるのは、どういうことかわかるか?来年も最高ってことだ」とのメッセージで始まった『奇跡』の間奏では、
ステージ中央で両手を拡げ、オーディエンスのハンドクラップを浴びるようにして今年最後の瞬間を受け止め、続いての『コノユビトマレ』では「あと一歩だけ前へ進もう」の歌詞とともに高く掲げた人差し指は来る年を見据えているかのようだった。
そして「最後にひとつだけ、歌い忘れた歌を」とラストソングとして『Progress』を披露し、一度はステージから下がったものの、
この日最後のステージということもあり、アンコールに応え再び登場。
「もう一回演奏できるなんてうれしい!」と素直に喜びつつ『午後のパレード』でオーディエンスとともにアンコールを満喫。
演奏が終わるとバンドメンバーとともに手をつないで一礼。右腕にはめていた赤いリストバンドを客席に投げながら笑顔でステージを去っていった。
(取材/文 :大坂晃典)
スガシカオ
COUNTDOWN JAPAN 14/15
SETLIST
M-1 Real face
M-2 19才
M-3 Re:you
M-4 俺たちファンクファイヤー
M-5 奇跡
M-6 コノユビトマレ
M-7 Progress
-Encore- 午後のパレード