EARTH STAGEが赤と青のスポットライトで照らされ、スモークが立ち込める中、重低音が鳴り響きTM NETWORKのメンバーが登場。
小室哲哉によるシンセの旋律が流れ、木根尚登がギターをスタンバイ。ヴォーカルの宇都宮隆は斜め後ろを向き、ステージの始まりを待っている。イントロダクションからの1曲目は『Be Together』。誰もが乗れるヒットナンバーで、オーディエンスは一気にヒートアップした。
2曲目は10月にリリースされた7年ぶりのニューアルバムからの『Alive』。
イントロではキーボードを奏でる小室にスポットが当たり、最新鋭のTMサウンドがEARTH STAGEを飲み込んでいった。
3曲目も同じくニューアルバムからの『I am』。3人のコーラスワークから始まる、未来の自分に向けてのメッセージソングで会場に夢を与えた。
その後、ステージは暗転。『STILL LOVE HER』のイントロが始まると、人気の高いバラードだけあって、オーディエンスから黄色い歓声が上がった。この曲では、木根の奏でるダブルネックのアコースティックギターと間奏のブルースハープも大きな見どころとなった。
その後、ステージの展開は急加速。代表曲『Self Contorol』を想起させるシンセのイントロとともに火薬の破裂音が鳴り響き、サンプリングされた宇都宮のヴォーカルを小室がキーボードで連打。そこに木根の奏でるエレキギターの激しいリフが重なり、テンションがMAXになった瞬間、さらに大きな花火が鳴り響き『Get Wild』が流れるとステージの盛り上がりはピークに。そのままの勢いでビートは鳴りやまず、シンセブースにいた小室は、ショルダーキーボードを抱えてステージ前まで登場。
木根と小室がステージの左右の端まで走り、ラストチューン『Self Contorol』へ。エンディングでは、小室がブースにセッティングされていたシンセをステージへ運び出し、アドリブによるディープなビートを響かせて去っていった。
小室哲哉(TM NETWORK)からのコメント:
「2015年は30周年ラストスパートの年になります。
残り少ない時間ですが応援してください。
今日のライブの感想もおしえてくださいね。」
(取材/文 :大坂晃典)
TM NETWORK
COUNTDOWN JAPAN 14/15
SETLIST
M-1 Be Together
M-2 Alive
M-3 I am
M-4 STILL LOVE HER
M-5 Get Wild
M-6 Self Contorol