12月30日(日)、ロッキング・オン・ジャパンが企画制作する日本最大の年越しフェス「rockin'on presents COUNTDOWN JAPAN 18/19」の3日目が行われ、木村カエラが出演した。
ブルーの照明に照らされながらスキップで木村カエラが登場。ピンクのパンツにクイーンのラグランTシャツ、ブルーの髪という彼女らしい出で立ちだ。早速会場からは「可愛いー!」という歓声が漏れる。JRAのCMソング『HOLIDAYS』からライブをスタート。サビで高らかに歌うカエラに合わせて観客の手も挙がる。
「イエーイ!COUNTDOWN JAPAN!歌える?カモン!」と観客にマイクを向けてサビを歌わせ、さらに「クラップ!」と言って手拍子をあおった。「いいねー!」と言いながらイタズラな表情で観客を指差す木村は無邪気だ。
シノッピこと渡邊忍が印象的なフレーズをかき鳴らし2曲目の『リルラ リルハ』へ。人気の楽曲に会場は一気に一つになった。サビでは手を挙げ観客を真っ直ぐ見つめながら歌い上げる。エンディングでは、ライブアレンジで複雑に絡みあうバンドメンバーのグルーヴがうねるように会場を盛り上げた。
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「どーも木村カエラでーす!踊りすぎてインしてたTシャツが外に出てた!」と語りながら、来ているTシャツがクイーンのものであることをアピール。2018年下半期の大ヒット映画となったクイーンを題材にした映画『ボヘミアン・ラプソディ』をまだ見れていないことを語った。さらに木村は、平成最後であることに触れ、自分なりに考えたという次の年号を発表。その年号はまさかの「大福」。「なんて幸せな気分になる年号でしょう!」とおどけてみせる。
続けて「みんなの個性がどんな場所でも、どんな時でも輝いて欲しいなって思って作った曲です」と新曲である『COLOR』を披露。歯切れのいいフレーズから始まるイントロとは対照的な4つ打ちのキャッチーなサビに自然と観客が飛び跳ねる。サンプリングのドラムが鳴る中、メンバー紹介をし、そのまま4曲目の『Jasper』へ。ミニマルなダンスチューンにカエラは、手を広げ身体をくねらせて踊った。
「みんなタオルもってる?ちょっと久しぶりにこの曲やりたくて」と自身もタオルを手に持ち『Circle』をスタート。ブルーの照明とシンセの浮遊感溢れるフレーズに乗せて、伸びやかに歌う。サビ直前にカエラが「まわせー!」と呼びかけると会場の前から後ろまでタオルがまわる壮観な景色が広がった。「すっごい綺麗だったよー!はぁヤバイ。興奮しちゃった」と木村はご満悦だ。
そして「どうしてもこの『COUNTDOWN JAPAN』でやりたい曲があった」とちびまる子ちゃんの作者であるさくらももこ氏が亡くなったことに触れ、ちびまる子ちゃんのテーマソングである『おどるポンポコリン』のカエラバージョンを披露。周知の楽曲に手拍子が沸き起こった。「タッタタラリラ」の部分では観客もシンガロング。サビでは手を挙げて左右に大きく振らせた。曲の最後に木村は、天に向けて投げキスを送った。
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「それじゃあ私もっと暴れるから、みんなも暴れて!」と観客に呼びかけて、ライブでは定番のハードな楽曲『TREE CLIMBERS』をスタート。真っ赤な照明に照らされ、繰り返すメロディが印象的なサビを歌い上げた。時折しゃがんだり手を広げたり、自由にステージを駆け回るカエラの一挙手一投足から目が離せない。「今年もお世話になりました。来年も宜しくお願いします。飛びっきりの笑顔で楽しんで下さい!」と言って、これまたライブでは定番の『Magic Music』へ。軽快なリズムに観客は飛び跳ね、会場のボルテージは最高潮に。木村も手を高く挙げ、ジャンプしながら歌う。
サビの最後のフレーズを「みんなの笑顔がみ・た・いー!」とアレンジするのもお馴染みだ。最後の最後は、大ジャンプで大団円。木村は「みんな最後まで楽しんで!またねー!良いお年をー!」と叫んでから深々と一礼し、両手で投げキスを送ってからステージを後にした。
(取材/文:大槻祐士)
木村カエラ
12月30日 COUNTDOWN JAPAN 18/19
セットリスト
M1 HOLIDAYS
M2 リルラ リルハ
M3 COLOR
M4 Jasper
M5 Circle
M6 おどるポンポコリン
M7 TREE CLIMBERS
M8 Magic Music