2019.03.13 公開
ゴスペラーズ、全国ツアー『What The World Needs Now』からクリスマス公演をWOWOWで3月に独占放送!

ゴスペラーズ (c)Hiroya Brian Nakano  画像 1/2

日本の音楽シーン屈指のヴォーカル・グループとして確固たる地位を築くゴスペラーズ。全員がリード・ヴォーカルをとることができ、5人それぞれの魅力が最大限に発揮されるのがライブだ。昨年10月に発売されたスウィートなR&Bアルバム『What The World Needs Now』を携え、年をまたいで全国36都市40公演行われたツアーから、12月25日東京公演の模様をWOWOWで独占放送する。

ゴスペラーズ、全国ツアー『What The World Needs Now』からクリスマス公演をWOWOWで3月に独占放送!ゴスペラーズ  画像 2/2

10月に川崎からスタートした全国ツアーの2018年ラストであり、このツアーの折り返し地点となった東京公演。「東京、おまたせー!」と「W2N2」でライブはスタート。「In This Room」、ビート感のある「パスワード」で観客をヒートアップさせていく。「Sweetest Angel」「Ashes」「DON’T LEAVE ME NOW」などと最新アルバムの楽曲を中心に、懐かしのナンバーも披露し彼らのキャリアの長さ、楽曲の幅広さを実感できる。そして曲によりコーラスワークを堪能できるのもゴスペラーズの魅力だ。

生バンドの演奏で魅せたかと思いきや、いつの間にかステージには5人だけに。アカペラコーナーだ。ルーパーという多重録音機材を使い、酒井がヒューマンビートボックスを、北山が重低音を聴かせるベースを、黒沢・安岡がハーモニーを重ね録音し、披露したのはファンキーなアカペラ曲「RIDIN’ HIGH」。ルーパーを再生しながらその上にまた声を重ね、まるで8人でハモっているかのような厚みの中、村上のヴォーカルが鮮やかに映える。そして、北山が音叉を手に取り音合わせが始まると、観客も緊張感漂う静けさの中で息をのむ。披露された「ひとり」は2001年発表の名曲だが、いつ何度聴いても美しいハーモニーと村上のソウルフルな歌声に圧倒される。

再びバンドを呼び込みアコースティック編成で「Goodbye」、映画の主題歌にもなった「Seven Seas Journey」を披露した後、衣装をピンクのスーツに着替え、「Hiding Place」、「NOTHING」、「Right by you」とつなぐ。ここまでは“聴く”ことで魅了してきたが、“とにかく明るい後半戦”をテーマに観客も総立ちで「for U」、「1, 2, 3 for 5」と歌い踊った。彼らが長年愛され続けるのは、何でもこなせる多芸多才なパフォーマンスも理由のひとつだろう。

色んな出会いや再会に導かれて出来たというアルバム『What The World Needs Now』。彼らの代表曲の1つ「永遠(とわ)に」は、今や世界的プロデューサーであるブライアン・マイケル・コックスとパトリック“ジェイ キュー”スミスによって生まれた曲だ。それから16年、再び彼らとタッグを組んだ「ヒカリ」。ライブ本編の最後はこの2曲で締めくくられた。そしてアンコールラストは「epilogue」。アルバムとツアータイトルでもある「今世界に何が必要か?」の問いかけに“ハーモニーが必要だ”とアカペラで歌い上げ、ステージは幕を閉じた。

このクリスマス公演の模様は3月17日にWOWOWでオンエアされる。今後はトリビュートアルバムのリリースやゴスフェスの開催など25周年プロジェクトが目白押しの彼らから片時も目が離せない。

 

 

■■■WOWOW番組情報■■■

ゴスペラーズ坂ツアー 2018~2019“What The World Needs Now”

3月17日(日)よる9:30[WOWOWプライム]

収録日:2018年12月25日

収録場所:東京国際フォーラム ホールA

番組サイト https://www.wowow.co.jp/gospellers/

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