4月3日、9人組NEWミクスチャー系ユニット・SUPER★DRAGONの7thワンマンライブツアー『Emotions』が、Zepp Tokyo(東京)にてファイナルを迎えた。
今回のツアーでは全国を巡り、全会場合わせて1万3千人を動員したSUPER★DRAGONことスパドラは‟NEWミクスチャースタイル“というへヴィロックからR&B、ラップ、ヒューマンビートボックスなど様々な要素をミックスさせた楽曲と、ハイクオリティで個性的フォーメーションダンスを武器に、他にはない唯一無二の世界観をもって活躍をしているアーティストグループ。
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今回のツアーでは、彼らの確かなパフォーマンス力を土台に、歌やダンスを魅せるだけではない、新たな‟エンターテイメントショー‟ともいえる斬新なライブパフォーマンスで観客を驚かせ、沸かせていた。
まずオープニング、1曲目の『LRL‐Left Right Left-』ではプロジェクションマッピングを活用。
メンバーの歌やダンスと、映像が1つのパフォーマンスとして融合させた。
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さらに『LRL』ではメンバーがレーザーライトを手に持ち、会場中にレーザービームを照し、観客の‟巻き込まれ感‟を否応なく作り出す演出も。これにより、これまでに見たことがない、アトラクションのようなステージが冒頭より披露された。
また『BringBack』ではモニターに映し出されたメンバーのシルエットと、ダンスコラボを実施。
絶妙なリズム感や間合いにより、スクリーンのシルエットと息ぴったりなシンクロダンスを披露し、ダンススキルの高さも垣間見せてくれた。なおシルエットとメンバー自身が鮮やかに入れ替わる演出もあり、イリュージョンショーのような一幕も。
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また彼らのライブの定番でもある『Mr.GAME』ではステージのライトを落とし、メンバーが手に持つ‟懐中電灯‟でパフォーマンスを実施。
手に持ったライトにより、‟照明そのもの”を作り出す、逆光を作り“シルエットで魅せるダンス”を魅せる、光と影の強い陰影でメンバーを魅力的に見せる演出を行う、ライトの光をフォーメーションで動かし、光自体を‟パフォーマンス”の1つとして見せるなど、ライト1本で実に多様な姿を見せてくれた。
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一方、『BIOODY LOVE』では少し大人っぽさを感じさせるムーディーなオレンジ色のミラーボールが光る中、パントマイムのようなテクニカルな動きが多分に取り入れられた、スローなフォーメーションダンスを披露。
激しさや勢いとはまた異なり、これまでのスパドラとはまた違う新たなパフォーマンスを見せてくれた。
また‟大人らしい・艶っぽさ‟という点では、シングルで発売された『Monster!』も見逃せない。男性と女性、それぞれの恋心を歌う本曲では、男性パートでは激しく力強く、女性パートでは柔らかく、それぞれのパートでダンスのメリハリを持たせ、心情と楽曲の世界観を体現した。
一方『Set It Off』では赤いライトと紫に光るシャンデリアの中、ソファーにジャンを中心に寝転んだり、けだるそうに腰かけたりしながらラップを披露。その周りでは激しいダンスが披露され、楽曲・ダンス・怪しげな舞台の空気感という違和感があるものが絶妙に共存する事で存在感を放ち、目が離せないステージとなった。
このバランス感は、歌唱、ダンス・表現力などの土台がないと難しいものだろう。
楽曲についても2月に発売されたアルバム『2nd Emotion』の楽曲を中心に披露をされたが、ハードロックからEDMなどのクラブを彷彿とさせるサウンド、ポップチューンなど幅広い楽曲を聴かせてくれた。
その中でもカッコよさ、激しさはもちろん、セクシーな表情や仕草、恋する切なさ、怒り、楽しさや嬉しさなど、最新アルバム『2nd Emotion』のコンセプトの通り、様々な‟感情“を各楽曲ごとに力強く体現。様々な表情で観客を一息つかせる間もなく翻弄し続けた。
また彼らのライブはただ「観る・聴く」だけではなく、一緒に盛り上がれるクラブのようなノリも見逃せない。
メンバーが「後ろまで見えてるぞ!」「踊り狂え!」「ぶちあがっていこうぜ!」と力強く終始呼びかけており、休む暇もなく彼らの世界へ否応なく観客を巻き込んでいく。
なお『リマカブロ!』ではステージ上で踊っていたメンバーの楽と壮吾が2階席へ現われ、ステージから離れていても、会場全体をくまなく盛り上げたいという意気込みが感じられた。
またアンコールで披露された『+IKUZE+』では会場全体でタオルを回すほか、歌唱パートを観客が歌いメンバーと曲を作りあげる楽曲など、一体感を楽しめる趣向もライブ中には多々用意されていた。
ライブの終盤、「感動ってこういう事なんだね(颯)」とツアーファイナルという事もあってか、感極まるメンバーたち。
「ツアータイトルの通り、僕たちも感情をむき出しでやっている。それを見た皆さんからエネルギーをもらって。僕たちのチーム、観客のみんなとの絆も深めることができた(毅)」と語り、ラストは「みんなで一緒に笑顔を作っていこうという想いを込めて」という言葉を添えて『What a day』を披露。「笑え」という歌詞をサビで繰り返される本曲でライブを締めくくった。
アンコールを終えると「みんなの事を引っ張っていくので、着いてきてください!」と客席へ力強く呼びかけ、深々と長い時間お辞儀をしたメンバーたち。
楽曲、パフォーマンスともに‟NEWミクスチャースタイル“をこれまで以上に魅せてくれた今回のライブ。
ダンスボーカルだけではない、唯一無二の彼らのハイクオリティのパフォーマンスはまだまだ進化し続け、彼らだけの世界観とスタイルを今後も築き上げていくだろう。
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なお、この日は本ライブのBlu-ray発売と、9月7日にスパドラ初の野外ライブとなる日比谷野外音楽堂での8thワンマンライブが行われる事が発表された。
これからも、彼らの前進は止まらない。
ぜひ音楽、ダンスはもちろん全てのエンタメ好きは、彼らのパフォーマンスをチェックしてみて欲しい。
(取材・文/佐藤早雪)
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