1984年4月3日に「未来航海-Sailing-」で歌手デビュー。以来、「ダンシング・ヒーロー」「六本木純情派」「コーヒー・ルンバ」など数々のヒットを放ってきた荻野目洋子が、4月6日(土)、東京・恵比寿のリキッドルームでデビュー35周年の記念ライブ『YOKO OGINOME LIVE 2019 FREEDOM!!』を開催した。
2017年に、大阪府立登美丘高校ダンス部とともに、日本レコード大賞の特別賞を受賞するなど、爆発的な再ブレイクを果たしましたが、ライブハウスでのオールスタンディングによる単独公演は、意外にも今回が初めて。
今年1月には23年ぶりにテレビドラマの主演を務めるなど、50代を迎えて、ますます活動の幅を広げているが、今回のライブではギターの弾き語りに加えて、ピアノの弾き語りにも初挑戦。オリジナル曲や洋邦のヒット曲をバンド演奏でロックシンガーばりに歌唱するなど、意欲的なパフォーマンスで、さらなる進化を印象づけた。
この日のライブは、最近、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観たという荻野目がクイーンの「We Will Rock You」に乗せて「35周年を一緒にお祝いしてくれませんか?」と歌う演出からスタート。革ジャンにミニスカート姿のロックスタイルで登場すると、会場のボルテージは一気に上がった。
序盤は荻野目が90年代に発表したクラブミュージック系のナンバーや、バンドサウンドにアレンジされたアルバム曲など、会場の雰囲気にマッチした楽曲で構成。中盤ではハードロック調の「六本木純情派」や代表曲「ダンシング・ヒーロー」、さらに1月放送の主演ドラマ『ネット歌姫~パート主婦が、歌ってみた~』(BSプレミアム/4月7日に再放送)の劇中で歌唱した「DOWN TOWN」(オリジナル:シュガー・ベイブ)や「本能」(オリジナル:椎名林檎)も披露した。
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恒例の弾き語りコーナーでは、シーアやプリンスの世界的なヒット曲をカバー。
さらに荻野目自身が26年ぶりに作詞・作曲を手がけた新曲「愛とは」を初めてお披露目するなど、盛りだくさんの内容で会場を沸かせた。
鳴りやまない拍手の中、アンコールでは、日頃から親交のあるLiLiCoが登場。「DEAR~コバルトの彼方へ~」をデュエットしたあと、荻野目の顔が描かれたケーキがサプライズで運び込まれるなど、祝祭感に溢れた演出と、“ロックな荻野目ちゃん”を満喫できる選曲で満場のファンを魅了した。
<荻野目洋子のコメント>
昨年50歳を迎えて、小さなことでも新しい目標を増やしていけたら・・・と思って、今回のライブは初のオールスタンディング、そしてピアノの弾き語りに挑戦しました。多くの皆さんにお会いできただけでなく、いま自分が感じていることを歌にした新曲も喜んでいただけて、また新たなモチベーションが湧いてきました。私の声を通して、少しでも感じていただけるものがあるよう、これからも精進していきますので、是非また会いに来てください!本日はありがとうございました。