2018年12月よりスタートし、4ヶ月で18箇所22公演に渡って実施され、ツアー史上最大規模となる9万人の観客を動員した【高橋 優 LIVE TOUR 2018-2019「STARTING OVER」】。
ここでは3月2日、3日にて実施された横浜アリーナ公演、4月6日に「LIVE HOUSE EDITION」と題され実施されたツアーの"番外編"ともいえる沖縄公演の模様をレポートする。
3月2日、3日に開催された横浜アリーナ公演。開場前から会場は期待感と緊張感で満ち溢れ、高橋 優の登場とともに会場は一気に地鳴りのような歓声に包まれた。
「ルポルタージュ」「ストローマン」「太陽と花」と、会場を熱く盛り上げていく楽曲たちからスタートしたライブは、スタートから一気に沸点に達し、アリーナ全体の雰囲気をのみ込んでいく。
中盤はアルバム「STARTING OVER」の楽曲を中心に展開。静寂の中でのキーボードフレーズから一気にバンドサウンドで盛り上がりを作っていくアルバム表題曲「STARTING OVER」では、多くの観客が手を挙げながら全身で音楽を楽しむ姿が見受けられた。
後半で披露された全編秋田弁による楽曲「Harazie!!」ではコミカルな映像をバックにファンクサウンドで会場全体がまるでダンスホールのような景色に。高橋自身が考案したダンス、そして秋田弁によるコール&レスポンスも実施され、アリーナ中の人間全員が秋田弁を叫び、会場全体が一体感に包まれていく。
終盤で披露された印象的な高橋のアコースティックギターのフレーズからはじまる「こどものうた」で会場の熱気は最高潮を迎えた。そして「今ここに有るもの、これだけは何があっても絶対に忘れないで歩いていきたい」という言葉とともに演奏された「ありがとう」で本編は締めくくられた。
鳴り止まないアンコールの中で迎えられた高橋 優はアンコールでも本編の勢いそのままにアンコール「泣ぐ子はいねが」「ロードムービー」「リーマンズロック」の3曲を披露。最後は多くの観客に見送られながら、鳴り止まない拍手の中でステージを後にし、ツアーの横浜公演は幕を閉じた。