4月18日(木)と19日(金)に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開催されている『ROCK AX Vol.2』。ここでは2日目となる19日(金)の模様をレポートする。
GRANRODEO Photo by 山内洋枝 画像 2/3
この日のラストは、今やアニソン界の重鎮、GRANRODEOのふたり。e-ZUKAのギターが鎌首をもたげるように、ゆっくりと唸りを上げ、そこにKISHOWのボーカルが被さっていく。どえらい格好いいオープニングだ。藍井エイルの青に対し、GRANRODEOのペンライトは赤。暗い場内にホタルのように灯った赤い灯が、やがて激しく動き出す。ハードロック、ヘヴィ・メタルをベースに、メロ・コア、パンクにオルタナティヴの要素が詰まったサウンドはひたすらヘヴィでタフネス。そこへKISHOWの伸びやかで艷やかなボーカルと、e-ZUKAの鮮やかで流麗なギターが渾然一体と重なって、独自のケミストリー効果を生み出す。
GRANRODEO Photo by 山内洋枝 画像 3/3
この日は「黒子のバスケ」や「咎狗の血」といったお馴染みのアニソンに加え新曲2曲も披露。「FAB LOVE」ではファンクやソウル、R&Bのエッセンスを散りばめ、「セツナの愛」ではインダストリアル・ロックのテイストも盛り込まれた意欲作だ。KISHOWは『前の2つが、もの凄い空気作ってくれたんで、とってもやりやすかった』と謙遜するが、GRANRODEOの破壊力たるや、凄まじいものがある。冒頭からラストまで終始、会場を圧倒し続けた。演奏が終わるとROCK AX恒例となった記念撮影。『最近こういうの流行ってんだよね』と、藍井エイルをBLUE ENCOUNTの4人をステージに呼んで、2500人のオーディエンスと共に1枚。KISHOWが『又、令和で会おうね!』と客席に手を降って2日間に渡って開かれたROCK AX Vol.2は大きな拍手に送られて終了した
この日の模様は、5月31日(金)深夜に日本テレビで放送される。完全版はCS放送で6月30日(日)21:00より放送予定。また、「ROCK AX Vol.3」は「SUMMER SPECIAL」と題し7月8日(月)と9日(火)にZepp Tokyoで開催される。出演アーティストは近日発表。
<ROCK AX Vol.2/DAY1セットリスト>
2019年4月19日(金)/TOKYO DOME CITY HALL
GRANRODEO
01.Pierrot Dancin'
02.Black out
03.FAB LOVE
04.Can Do
05.日常ホライズン
06.ROSE HIP-BULLET
07.modern strange cowboy
08.セツナの愛