“平成”も残り2日と迫った2019年4月29日(月・祝)、昨年8月に超新星から改名したSUPERNOVAの全国ツアー 2019 LIVE TOUR 「SUPERNOVA-02」~THE COLOR~(4月23日スタート、全国5か所6公演)の横浜公演が、パシフィコ横浜国立大ホールで開催された。
この日、会場には4000人のファンが集まった。はじめにステージ前方を覆う白幕にメンバー紹介映像が映し出され、そのなかから飛び出したかのようにSUPERNOVAの5人がステージに登場してライブは開幕した。
昨年11月にグループの第2章幕開けの曲としてリリースされた1stシングル「Chapter II」、共に超新星時代の楽曲でアップテンポな「BLOWIN’」と「抱・き・し・め・た・い」の3曲を、レーザーが鮮やかに照らされるライティングとバックダンサーをバックに披露され、ライブ冒頭から会場の熱気を上昇させた。
ホール全体の興奮交じりの大歓声に対して「3階までたくさん来てくれましたね。すごく嬉しいし、そのプレッシャーで息が止まらないです笑」とユナク。メンバーの自己紹介では、ゴニル「今日一生懸命踊って、一生懸命歌って、皆さんに最高のステージを見せたいと思います」、グァンス「負けず嫌いな俺たちは最後まで全力で踊って歌って、すっごい皆さんを盛り上げていきたいと思います」、ソンジェ「最後まで本気で歌いたいので、真心こめて歌いますので、心で聴いてください」、ジヒョク「皆さん、最後まで死ぬほど遊びましょう!」とそれぞれの意気込みを語った。
気持ちの入ったメンバー紹介の後に「消えない恋」、「まごころ」とファンの間で人気のバラード2曲を披露すると、観客からメンバーに対しての掛け声が自然に発生。そのままゴニルのラップからスタートする「Girl Friend」、ビート感のある「Are you Ready?」と「メキ☆ラブ」のメドレーになだれ込むと、ジヒョク、ゴニル、グァンスの3人のラッパーがそれぞれのカラーを前面に出したパフォーマンスを披露した。
メンバーがそれぞれのイメージカラーの薔薇を手にするツアーオリジナル映像をはさんでスタートしたソロパートでは、ゴニル、ユナク、ジヒョク、ソンジェ、グァンスの順番で登場し、それぞれパフォーマンスを行った。ソウルやヒップホップの影響を強く感じさせるゴニル、ソロアーティストとしてのポテンシャルの高さが伝わるユナク、キュートなポップアイコンとしての一面を覗かせるジヒョク、繊細さと表現力の豊かさが際立つソンジェ、クールなイメージとのギャップで会場の空気感を一変させるグァンスと、SUPERNOVA全員でのパフォーマンスでは見ることのできない各メンバーの個性・世界観に溢れるステージが披露された。
ソロパートが終了するとメンバー全員がステージに戻り、5月15日(水)にシングルリリースされる「BANG★」を披露した。グループ史上最高にパーティー感のある楽曲と一緒に踊りたくなるような振り付けがつけられた「BANG★」と、疾走感のあるラブソング「Beautiful」によって会場は大いに盛り上がった。その後、映画『L♡DK ひとつ屋根の下、『スキ』がふたつ。』の挿入歌で早くも人気曲になりつつあるバラード「Everytime」に加えて、「明日への詩」、「S.E.C.R.E.T」、「My Destiny」、「Love Letter」、「promise」と超新星時代からの代表曲を立て続けに歌唱した。そして、この日のライブ本編は、超新星時代のアルバム『SIX』収録の「WINNER」とグループの初期からの人気曲「Shining☆Star」で締めくくられた。
会場全体からの大きな歓声と盛大な拍手のなかはじまったアンコールで1曲目に「愛言葉」が披露された。その後、日本デビュー10周年に対するコメントとファンへの感謝の気持ちが各メンバーから伝えられると、メンバーの日本語の上達にユナクが感動する場面も。アンコールの2曲目には、ミディアムテンポのハートフルなナンバー「Byebye」が披露され、会場全体が多幸感に包まれた。アンコールの2曲終了後には、新曲「BANG★」のミュージックビデオのフルバージョンがライブ会場限定で先行公開された。ミュージックビデオはミュージック部分に加えSUPERNOVAがメジャーデビュー50周年を迎える2059年を舞台にしたドラマパートで構成された豪華なつくりで、メンバーそれぞれが演じる70代の姿に笑いと歓声が沸き起こり、この日のライブは終了した。
そして、4月30日(火・休)オリンパスホール八王子にてEncore公演を開催し、ツアーは幕を閉じた。
5月15日に新曲「BANG★」のリリースを控え、ますます勢いづくSUPERNOVA。ソロ、ユニット活動も同時進行し、よりパワーアップした姿で、Milky(ファンの名称)への感謝の気持ちを込めた10周年イヤーを駆け抜ける。