5月4日から6日の3日間、千葉市蘇我スポーツ公園にてGW最大規模の音楽フェス「rockin’on presents JAPAN JAM 2019」が開催された。最終日となった6日、昼下がりのSUNSET STAGEにストレイテナーが登場。第1回となるJAPAN JAM 2010から出演しているバンドのひとつ。2015年から5回連続の出演だ。1曲目はホリエアツシ(Vo/Gu/Pi)の官能的なエレクトリックピアノからの『Braver』。ピアノソロにバンドサウンドがゆっくりと重なり、彼らならではのメロウで奥行きのある世界観が拡がっていく。
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2曲目はホリエがギターに持ち替えての『Ark』。この曲もホリエのギターソロから重なるサウンドで、ストレイテナーならではの、柔らかく時に激しいビートが繰り広げられた。『REMINDER』では、ホリエのギターイントロで歓声が。独特なテンポが心地良いサウンドが展開された。爽やかな5月の昼下がりに、吹き抜ける風のような音が楽しめる贅沢。ストレイテナーの曲は、そんな喜びを感じさせてくれる。
そしてこの日の目玉となったのは、スペシャルゲストとして登場したgo!go!vanillasの牧達弥(Vo/Gu)とのセッション。go!go!vanillasがトリビュートカバーした『KILLER TUNE』をホリエと牧達弥のツインボーカルで楽しませてくれた。曲の前半はgo!go!vanillasのトリビュートVer.で展開。牧は自身のライブさながらにオーディエンスをあ煽り、あっという間に自身のステージのごとくオーディエンスを引き寄せる。そこに追い打ちをかけるようにベースの重低音をかぶせる日向秀和。さらにホリエが激しいギターリフで応戦する。こうして後半はストレイテナーVer.で展開。さらに、そのままの勢いで『おはようカルチャー』にまでなだれ込むという、見応えたっぷりのセッションが繰り拡げられた。
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あっという間のラストチューンに選ばれたのは『スパイラル』。「明日からまた日常が始まると思いますが、その中で居場所が見つからなかったら、このフェスやライブハウスの空間を思い出してください」ホリエのメッセージに続いて、彼の奏でるピアノのイントロから始まるこの曲からは、ステージの終わる切なさと同時に、再びこのサウンドを聴きに戻ってきたいと思わせてくれる余韻が伝わってきた。
(取材・文 バッキー☆大坂)
【セットリスト】
5月6日 JAPAN JAM 2019 SUNSET STAGE / ストレイテナー
M01:Braver
M02:Ark
M03:REMINDER
M04:Merodic Storm
M05:シーグラス
M06:KILLER TUNE 〜 おはようカルチャー
M07:スパイラル