5月3日～6日にかけて、さいたまスーパーアリーナでVIVA LA ROCK 2019が開催された。2日目となった5月4日、CAVE STAGEには赤い公園が登場した。

ドラムが静かにビートを刻み、ギターベースが心地よく乗る。さらにそこにボーカルが乗り赤い公園の"音"が完成すると同時に繰り広げられたのは『Highway Cabriolet』のまるで幻想の中に入ったかのような世界観。観客は思い思いに体を揺らし、赤いの公園の音楽に身を委ねる。

続いて津野のギターが掻き鳴らされ始まったのは、『ボール』。自分たちの運命をボールに例えたキャッチーな一曲だ。その後、『ジャンキー』、『Dowsing Dancing』と続き、MCではちょうど1年前の5月4日の同ステージで発表された新体制についてのトークを展開。観客からは「新体制一周年おめでとう！」の声も飛んだ。この時、赤い公園は、新レーベルに移籍することを報告。また、新体制として一周年となったことも受け、「（VIVA LA ROCKで一番大きい）STAR STAGEになる早で行きたいですけど、それには皆さんの協力が必要なので、付いてきてください。よろしくお願いします」と熱く語った。

続いて会場に響き渡ったのは『消えない』のイントロ。"こんなところで消えない消さない"と声高々に歌われるこの曲は、何度聴いても聴く人の心を芯から震わせる。赤い公園の根太い根性がこれでもかと詰め込まれた一曲だ。

その後、会場から大歓声が上がったのは『KO IKI』。楽器隊のビートと石野の歌声が面白いほどぴったりとハマる。最後に披露されたのは『凛々爛々』。爽やかな疾走感あるれる楽曲で幕を閉じた。

加入一周年を迎え、フロントマンとして堂々と立つ石野の姿が見られた今回のステージ。そして石野の背中を見守り演奏するのは、絶対的な存在として赤い公園を支える津野、藤本、歌川。赤い公園は万全のメンバーで万全のボーカルを迎え、さらにパワーアップした一周年を迎えた。

【セットリスト】

2019年5月4日 VIVA LA ROCK 2019 CAVE STAGE / 赤い公園

M01：Highway Cabriolet

M02：ボール

M03：ジャンキー

M04：Dowsing Dancing

M05：消えない

M06：KOIKI

M07：凛々爛々