6月1日、幕張メッセで開催された芸能事務所アミューズ主催の音楽フェス「Amuse Fes in MAKUHARI 2019 〜恋とか愛とか〜」にPerfumeが登場。北米などを巡ったワールドツアーを終えたばかりの彼女たちが、久しぶりの日本でのライブということで、懐かしいナンバーもたっぷり含めたセットリストでフェスのクライマックスを盛り上げた。
オープニング早々から『Magic of Love』『ねぇ』と人気のシングル曲を披露すると、一転して3人がそれぞれスタンドマイクの前でしっとりとミドルナンバー『マカロニ』を披露。メロウでリズミカルなこの曲が始まると、会場からは自然に手拍子が沸き上がった。
MCでは「3人合わせてパフュームです!」のお約束の挨拶から「暑すぎて床で寝ていた」とあ〜ちゃんが自らこの日のとんでもエピソードを暴露。この日は、ワールドツアーから戻ってからの久々の日本でのライブということで、「今日は羽を伸ばして楽しみまくって帰ろうかと思ってます」というあ〜ちゃんののセリフから、3人の等身大のキャラ全開トークがスタートした。
今回Perfumeが出演したAmuse Fesのテーマは「恋とか愛とか」。それにちなんで「今日のフェスに出演してる人の中だったら誰がいい?」と、ぶっちゃけ女子トークが始まると、3人のテンションは上がりっぱなし。のっちはScoop On SomebodyのTAKEさん推し。さらにエドガー・サリヴァンのギタリスト坂本遥もキュートだと盛り上がり、かしゆかは「今日の中で結婚するなら回り回ってポルノグラフィティの(岡野)昭仁さん!」と大胆告白(笑)。そんな中「正直なところ兄さんたちはやっぱり兄さんなんよ。そんで後輩は後輩でいとこみたいなもん」と上手に交わしたのが、話題を振った張本人のあ〜ちゃん。そんなトークで盛り上がった後はいよいよステージもクライマックスへ。
4つ打ちサウンドにあわせたコール&レスポンスで3人が会場を熱くすると、オーディエンスからは気持ちいいくらいの大歓声が沸き起こる。こうして会場のテンションがMAXになった中で展開したのは、大人気曲の『FLASH』と『チョコレイト・ディスコ』。3人のキレのあるダンス、楽曲をプロデュースしている中田ヤスタカが自らアレンジした重低音を強調したライブ用の音響。さらに会場には垂直に何本も伸びるレーザービームが飛び交い、Perfumeならではの圧巻のステージパフォーマンス力を魅せつけた。
そして、この日ラストに選ばれた曲は「何年振りかわからないくらい久しぶり」だという『Baby cruising Love』。彼女たちのブレイクのタイミングでヒットしたこの曲。サウンドを耳にして、当時の思い出がよみがえったというオーディエンスも多かったことだろう。「私たち、30になりましたが、恋とか愛とか言ってないで、まだまだPerfume続けていきたいと思いまーす」すべてのセットリストを終えると、あ〜ちゃんが最後にそう宣言。これからもPerfumeにしかできないステージパフォーマンスにはまたまだ期待できそうだ。
(取材・文 バッキー☆大坂)
Amuse Fes in MAKUHARI 2019 〜恋とか愛とか〜
Perfume セットリスト
M1.Magic of Love
M2.ねぇ
M3.マカロニ
M4.FLASH
M5.チョコレイト・ディスコ
M6.Baby cruising Love