湘南乃風のヴォーカリストでもあり、ソロ・アクトとしても唯一無二の歌声を持つHAN-KUNのカバーアルバムが5/31にリリースされ、オリコンアルバムデイリーチャート3位、レコチョクアルバムチャート1位、iTunesアルバムチャート2位とまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで破竹の快進撃を続けているHAN-KUN。
先日MONGLO800キヨサク氏も出演している沖縄で撮影された「あなたに」のミュージックビデオも公開され話題を呼んでいる中、TOKYO DOME CITY HALLにて「HAN-KUN 10th Anniversary special live「MUSICAL AMBASSADOR」」と冠したワンマンライブが行われた。
アルバム発売直後という事もあり、チケットもソールドアウトし、1日しかない記念すべきライブを祝おうと2500人のファンが詰めかけた。
この日のライブは、紗幕に投影されたオープニング映像からスタートした。
映像はカバーアルバムがジャマイカでレコーディングされた経緯などをHAN-KUN自身が語る内容。そして、このワンマンライブがカバーアルバムの完成する場所だと語り、ファンのボルテージを高めていった。
映像終了と共に、幕が振り落とされ、総勢7名のバックバンドが「湘南 My Love」の演奏をスタート。イントロでHAN-KUNが袖から登場し、大歓声に包まれながらの歌い出しとなった。
続く「空も飛べるはず」ではアップテンポのSKAアレンジで更に会場を盛り上げつつ、「もっと強く君を抱きしめたなら」では、しっとり聴かせるなど、様々なアレンジで名曲を歌い継いでいった。
MCでは、「改めて湘南から来たHAN-KUNです!みんなありがとう、この時を楽しみにしてたぜ、是非レゲエを感じてくれ、間違い〜なし!」
と、恒例のマイクパフォーマンスで会場は一体感になった。
途中「木蘭の涙」を歌う前のMCでは自分をかわいがり他界した親戚のある言葉があったから今回のカバーをやるきっかけにもなったとの話が涙なしには聞けないシーンもあり、続いて日本を代表する名曲「上を向いて歩こう」や、HAN-KUNが幼少期の頃に聴き込んでいたと言う「このまま君だけを奪い去りたい」「話したくはない」などの名曲をHAN-KUNの声で引き立たせていった。
そして大勢のファンに対し
「本当に今回、色々な名曲をカバーアルバムで挑戦させて頂いて
ほんとに勉強になったし、ほんとに日本にはたくさんの名曲があるんだなって改めて感じられた。
今回アルバムで挑戦できなかった曲もみんなが大好きな曲もたくさんあるじゃん?
そんな日本の音楽は世界に誇れるとおもう!
そんな日本の音楽シーンでみーんなと一緒に歌い続けて、
そして未来に少しでいいからレゲエを街ゆく人の心にレゲエを植え付けたい
そうすればさ、きっと未来は音楽が明るく照らしてくれるはず」とのMCの後に本編最後の曲である「あなたに」を披露した。
そしてアンコールでは「俺のHAN-KUNのライブはここからが本番だぜ!」の言葉通りTOUCH THE SKYをはじめとするメドレーに始まり「♯IROIRO」、そして「New Era」を披露。
「やっぱり今日、集まってくれたみんな俺に言わせればはんぱねぇ!!
お前たちのために頑張ってると言っても過言ではない
そのみんなが、この場所に来てくれることで、愛と未来と力をもらえる。
本当、10周年振り返ればあっという間湘南乃風をやらせてもらって15周年
色々あるけど、突っ走ってこれたのもみんなのおかげ。
おかげさまで俺も自分の夢、レゲエ。
それを、こうやって楽しむことができる。本当にありがとう、全員に言って帰りたいよ。
ありがとう」とのMCにファンも喜んだ。
アルバムのタイトルを冠したライブにふさわしく収録曲11曲含む15曲を駆け抜けるようなパフォーマンスで完走したあっという間の90分だった。