6月13日、生歌ボーカル&ダンスグループ・J☆Dee'Zがデビューから10周年を記念したワンマンライブ「J☆Dee'Z 10th anniversary party!!!」を東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて開催した。
開幕を告げるオープニング映像ではバッサリと髪を切るシーンが放映されると、観客からどよめきが湧き起こる。しかし、その動揺はメンバーの登場によってすぐに胸の高鳴りへと変化した。歓声と共にステージに上がったメンバーは、満場のクラップに迎えられデビューシングル『Let the music flow』でライブをスタート。早速マフラータオルを回すように促し、会場に爽やかな風が吹いた。
『DISCO WINNER』『Beasty Girls』を立て続けに披露しMCヘ。
最初の挨拶で10周年を迎えたことにNonoは「大切な日にこんなに嬉しい気持ちになれるのは幸せです!ハッピーデイです。本当にありがとう!」と感謝の想いを叫んだ。そして、話題は冒頭の映像でもあったイメージチェンジしたヘアスタイルについて、MOMOCAは「50cm切ったんです。あと。はじめて染めたの!今日のためにSNSも隠してきて。溜め撮りの写真でごめんね」とコメント。
さらにamiはライブについて「私たちの歴史を振り返ってもらいながら1日盛り上がっていきましょう」と意気込んだ。
ライブは『Secret Summer』へと進み、『君にStrike』ではパワフルなダンスパフォーマンスを魅せつける。衣装を変えて再登場した3人は、美しいハーモニーを響かせながら『Re:100万回の「I love you」』を披露する。その後もセットリストは『Chocolate』と明るくピュアな楽曲が続く。
そして、「いまの自分たちがあるのはこの曲だなって、3人で意見が一致しました。私たちの分岐点になった曲を披露します」とamiの振りで『Answer』を特別にアコースティックギターVerで届ける。
J☆Dee'Z photo by 鳥居洋介 画像 10/18
J☆Dee'Z photo by 鳥居洋介 画像 11/18
青く染まったステージはまるで夜空を表すように、月明かりのようなスポットライトがメンバーを照らす。3人のお互いの顔を見合わせながら、胸の内の想い表現するように踊る。そして『Melody』では胸の高鳴りをリズムに乗せて、前のめりに進む姿勢を体現して見せた。
歌唱を終えamiは「この時期は目まぐるしい時期だった」と振り返る。「2年の間に自分たちの気持ちや決意も変わった。みなさんともっと大きなところへ行きたいと思った」と当時の心境の変化について触れた。Nonoは「(ライブの)頭からデビューシングルを披露して、歌っている時にその時代のライブの光景を思い出した。リハーサルではこの感じは分からなかったです」と感慨深くコメントした。
本編の最後は『いますぐに会いたい』『だいすき』と畳み掛けるように熱唱し、『あと一歩』を歌い上げ、会場のボルテージは最高潮に達した。
アンコールの声が響く会場の熱気はさらに上昇していた。
10周年を迎えたJ☆Dee'Z。いまの3人の指標になった『Answer』。このステージで彼女達が再び得た答えがいま明かされる。
デビューシングルから順にリリースされた楽曲がスクリーンに映し出され、最後に10年間共にしたグループ名を新たに『Jewel』と改名することを発表した。一瞬の静寂の中で、再びステージに登場したメンバーは『Jewel』として、最新ナンバー『Jewel-next story-』をラップを交えながら歌唱した。
MCでは「改名は最後の最後まで悩んでいた」と話すNono。10年間の想いが詰まった名前を変えることは複雑な心境だったことを明かした。amiは「大きな決断。不安もあった。でも、もっと前に歩んでいくために何かを変えようと思ったのはみなさんがいてくれたから。みんさんともっともっと大きなところへ行きたい。そう思えたんです」と決意を言葉にし、MOMOKAは「別物じゃなかくて進化すると思ってもらえれば。今までのJ☆Dee'Zの良いところは引き継ぐし、もっともっと進化していきたい」とさらなる未来を見据えた。
アンコールの最後には『Jewel』としての1stシングルを7月24日にリリースすることを発表。その表題曲である『前へ』を初披露し、10年目の新たなスタートを切った。