8月1日18時半から新宿サザンテラスにて今年で3回目のイベント出演となるヴァイオリニスト・Ayasaが「SUMMER TERRACE 2016」のトップバッターで登場した。
『Re:birth』『鋼!鉄!決!戦!』と2曲を圧巻のスピード感あふれる演奏で披露すると、空が暗くなるにつれて徐々に集まってきたオーディエンスから大歓声が起こる。
ここで最初のMCがあった。
「新宿サザンテラスへようこそ起こし下さいました!(曇り空を見て)雨がいつ降るのかと恐怖感の中ですが、ライブが始まって良かったです。今日はお時間許す限り最後まで楽しんでいってください!
今回で3回目となりましたが、去年はソロで初めてのステージでしたので思い出の場所でもあります。ここで、梅雨明けして夏に向かってぴったりのカバー曲を披露します。」
懐かしのキャッチーなイントロからWhiteberry(ホワイトベリー)の『夏祭り』がテンポ良く始まると、オーディエンスも盛り上がりを増していく。さらに、桐谷健太出演のau CMソング『海の声』が続けて演奏されると、まさに夏モード全開というモードで風が心地よい。
「フリーライブということで、初めましての人もいると思います。
私は6月に日本テレビの『ナカイの窓』、ソニーから出ているXperiaのCMに出演させていただいてます。そのCMの中で演奏している曲なんですが聴いてください。」とAyasaからアナウンスがあった。
夕暮れの中で、XperiaのCM曲『Voices』が荘厳なイメージの中で始まると、前半のハイライトとも言えるぐらいのクオリティーで、青白い光の中でまさにAyasaの独壇場の美しいパフォーマンスが光る。
次のシーンでは「こんなステージでライブをやらせていただけるということで、ゲストアーティストを呼んでいます!」とAyasaの紹介があり、シンガーの中村 中が登場!
「中(あたる)さんはDECAYSというバンドで一緒に活動させてもらっています。DIR EN GREYのDieさんとMOON CHILDの樫山圭さんがメインのバンドで、中さんがギター&ボーカルで私はもちろんバイオリンですが、公私ともに可愛がってもらってます。」とAyasaが笑顔でコメント。
その後、2人のコラボステージが始まった。自己紹介代わりに披露された『友達の詩』に続き、ロック調の楽曲『駆け足の生き様』では中の力強いボーカルが響きわたり、 パフォーマンスは激しさを増していく。
ここで中がステージから去る。再びAyasa一人のステージに。
「いよいよライブは終盤になってきました。ここからは新しくリリースしたミニアルバム『CHRONICLEⅡ』に収録した楽曲たちを披露したいと思います!今回のアルバムはソロになって2枚目のアルバムですが、老若男女問わず、遊園地に来てるようなハッピーな気分になってほしいという思いがこもってます。ファンタジーの世界を存分に楽しんでいってください!」と盛り上げる。
Ayasaは縦横無尽にステージを走り回りながら『LIFE CLOCK』からラストの『Spectrum』まで一気に壮大な世界観を唯一無二のヴァイオリンのサウンドで表現しオーディエンスを圧倒していく。
いったんステージから去ったあと、アンコールがおき再びAyasaが登場!
「今日ほどライブが出来て嬉しいと思ったことはないです。いつものワンマンではライブハウスの中なので、天候のこと気にせずにいつもライブやらせてもらってますが、ライブが予定の場所で予定の時間にできるのは本当にありがたいことです。」と感謝の気持ちを伝える。
最後にメンバーを呼び込み、バンドサウンドで『Rozenkreuttz』が披露され一気にエンディングへ。
Sword Of The Far East時代に新宿のストリートから活動を始め、いまではCM出演など人気急上昇中のAyasaであるが、今年も新宿の地にふさわしい華麗なパフォーマンスをみせてくれた。
また来年のステージに期待が寄せられる。
(写真:海老原弘行)
8/1 Ayasa「SUMMER TERRACE 2016」
セットリスト:
SE:CHRONICLE
M1:Re:birth
M2:鋼!鉄!決!戦!
M3:夏祭り
M4:海の声
M5:VOICES
M6:友達の詩(with 中村 中)
M7:駆け足の生き様(with 中村 中)
M8:LIFE CLOCK
M9:ヨアケ
M10:Ding!Ding!Ding!
M11:Spectrum
EN:Rozenkreuttz