8月3日(土)・4日(日)、10日(土)・11日(日・祝)・12日(月・振休)の5日間、茨城県国営ひたち海浜公園で国内最大の野外音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」が開催されている。
3日、ゆずが2001年以来にGRASS STAGEのトップバッターとして登場した。
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019のプロデューサー・渋谷陽一氏による初日開幕を告げる挨拶が終わると、ゆずのライブでは定番のラジオ体操のSEが流れてオーディエンスが一斉にラジオ体操を始める。シュールながら会場の一体感と朝の爽快さが相まって不思議とみんな笑顔になる瞬間だ。
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ラジオ体操が終わるとゆずの2人が手を振りながら水色と黄色のパステルカラーの爽やかな衣装を身にまとって登場した。「ROCK IN JAPAN FESTIVAL20周年おめでとうー!みんなおはようー!18年前のオープニングにやった曲をやります!」と北川悠仁 (Vo&G)が叫んで1曲目『嗚呼、青春の日々』をスタート。知らない人はいないと言ってもいい程の有名曲だ。
今日は、アコギとハーモニカだけのシンプルな弾き語りスタイルで演奏するゆず。バンドスタイルよりもダイレクトに歌声が響いてくる。サビになるとオーディエンスが一斉に「嗚呼 嗚呼 青春の日々よ
」とシンガロングした。
北川はアコギからタンバリンに持ち替えるとすぐにオーディエンスを煽っていく。「皆さんの声を聞かせて下さい!」と言って、コール&レスポンスを繰り広げて会場を盛り上げた。
続いて2曲目は『少年』 。軽快なリズムにオーディエンスは自然と体を揺らす。「ゆずのライブ見た事ある人どれくらいいる?え~!少ない!」などと時折コミカルなMCを挟みながら盛り上げる。
オーディエンスにゆずのアルファベットである「Y」「U」「Z」「U」のポーズをとらせると北川は満足げな笑顔を見せた。
MCでは「暑いので安全にライブを楽しんで下さい!」とオーディエンスを気遣う場面も。
3曲目は『虹』。切なげな楽曲をしっとりと歌い上げる2人。岩沢厚治 (Vo&G)の心地よいコーラスが会場に爽やかな風と切なさを運んで来る。オーディエンスは、一心にステージを見つめていた。
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「僕たちの夏の新曲です。聞いてください。GreenGreen!」と北川が言って、4曲目は新曲の『GreenGreen』を披露。マイナーコードの響きが切なげな夏の夕暮れを感じさせる曲だ。手拍子がGRASS STAGEに鳴り響き、時折風に乗って流れてくるシャボン玉が色を添えた。
再びタンバリンに持ち替えた北川は、オーディエンスに指示を出して、次曲のサビに登場する振り付けをレクチャーした。オーディエンスに振り付けが馴染んでくると5曲目『タッタ』へ。サビが始まると先程の振り付けが登場。オーディエンスが一体となって踊った。
続いてはお待ちかねのあの曲。「この季節はなんだー!まだまだいけるかー?夏色~!」と北川が
叫ぶと6曲目『夏色』がスタート。青空がよく似合う楽曲だ。印象的なアコギのイントロから会場はヒートアップ。北川はステージを端から端まで走り回りながら熱唱した。
曲が終わると北川は無表情でオーディエンスにアンコールを強要。オーディエンスから「もう1回!もう1回!」というコールが響き渡った。
「お前らこの暑い中なにやってるんだバカかー?でも俺はそんなバカな奴が好きだー!」と北川が叫んで大サビをもう1回。さらに走り回りながら、先程よりスピードアップしてもう1回と繰り返す。繰り返す大サビでオーディエンスを満面の笑顔にした。
ゆずのライブでは定番の『蛍の光』に乗せて北川が
「それでは最後にみんなとこの曲を歌いたいと思います」と伝え、ラストは『栄光の架橋』。
北川は、マイクを手にとり感情を込めて切なげに歌う。周知の名曲にオーディエンスもシンガロング。切ないメロディーがGRASS STAGEに響き渡った。
「どうもありがとうございました!18年ぶりのオープニングゆずがお届けしました」と締めくくり、観客に向かって大きく手を振りながらゆずの2人はステージを後にした。
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「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019 」
8/3 ゆず セットリスト
M1:嗚呼、青春の日々
M2 : 少年
M3:虹
M4:GreenGreen
M5:タッタ
M6:夏色
M7:蛍の光
M8:栄光の架橋