8月3日(土)、東京・新宿ReNYにてユニオンエンタテインメント所属のアーティストが大集結する年に一回の音楽の祭典、「UNION STAR'S 2019」が開催された。
YouTubeで公開された「女子高生が歌ってみた」動画が(高校生当時)各メディアの注目を集めた、現在は19歳のWa:Mi。この日は、オープニングアクトを飾ったOver Blazzともコラボレート。Wa:Mi with Over Blazzとしてのスペシャルなステージも披露してくれた。
Wa:Mi(UNION STAR'S 2019) 画像 2/4 Wa:Mi(UNION STAR'S 2019) 画像 3/4
若手実力派R&Bシンガーと言われるに相応しい、パワフルでソウルフルな歌声を響かせた『Love On Me』からWa:Miのライブはスタート。太い声質を持った歌い手のように、小さい身体を震わせ生み出すパワフルな歌声のインパクトは絶大。気持ちの揺れるままに緩急する歌声、枠に縛られないフリーダムな姿勢で歌う姿も彼女の魅力だ。
続く『Believe and alive』で、Wa:Miはピアノの弾き語りを披露。哀切さを抱いた楽曲とはいえ、鍵盤のタッチや歌声へ強く感情を投影してゆくところもWa:Miらしさ?!。若さ故の、気持ちのままに歌声をはべらせてゆく姿勢が素敵じゃない。楽曲にも、彼女らしい真っ直ぐな生き方を投影。その想いが歌声からダイレクトに伝わってきた。
表情は一変、Wa:Miはふたたびフロアへアッパーな空気を注ぎだす。力強く躍動的なビートの上で、ひと言ひと言を相手の心へ染み込ませるように、彼女は『最愛なるフレンド』を歌唱。沸きだす想いを、フロア中の人たちの胸の奥までしっかり届けてくれた。
フロアから生まれた熱い手拍子へ、気持ち揺れるままに歌声をシンクロ。トーキングも巧みに折り込んだダンスソウルチューン『Break up tonight』を魅力に、Wa:Miはセクシーに歌を届けてくれた。次第に熱を帯びる場内。
Wa:Mi(UNION STAR'S 2019) 画像 4/4
ここで、Wa:MiはOver Blazzをステージに招き入れた。最後は、Wa:Mi with Over Blazzというスペシャル・コラボスタイルで『It`s Show Time!』を披露。スリリングな幕開けから、楽曲はドラマを描くように進行。まるでミュージカルの一場面を観ているような華やかなライブだ。Over Blazzもダンサーというよりは、Wa:Miが作り上げる物語の重要なキャストという雰囲気。熱く挑発するステーシングに、フロアからも熱い声が上がる。歌声のみならず、パフォーマンス面も含め、最後に彼女は「Wa:Miワールド」をしっかりと提示してくれた。
(取材/文:長澤智典)
Wa:Mi セットリスト:
M1:Love On Me
M2:Believe and alive
M3:最愛なるフレンド
M4:Break up tonight
M5:It`s Show Time! (Wa:Mi with Over Blazz)