8月10日、東京・明治神宮外苑で「2019 神宮外苑花火大会」が開催された。この花火大会を彩るライブステージにゴールデンボンバーが出演した。

この花火大会では、打ち上げの前に多くのアーティストがステージに立ち会場を盛り上げるのだが、この日の打上直前にステージに立ったのがゴールデンボンバー。しかしステージのオープニングでは、彼らより前にステージに立ったはずの松平健の持ち歌『マツケンサンバ㈼』のイントロが流れ始める。

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舞台の中央には樽美酒研二（Doramu）が『マツケンサンバ㈼』でおなじみのオレンジの着物で登場。と、思いきや他メンバーが、すかさず両脇から着物を真っ二つに。着物を引き裂かれた樽美酒は、真っ赤なふんどし一丁になり『マツケンサンバ』ならぬ『ダルケンサンバ』を披露。この日もインパクト大のオープニングとなった。

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続いてはお約束のメンバー紹介。鬼龍院翔（Vo-karu）の自己紹介から、喜矢武豊（Gita-）が「松平健さんと言えば"遠山の金さん"ですよね！あの肩に描かれた桜吹雪が好きで、そんなカッコイイ男になれるようにと思ってます」と挨拶。続く歌広場淳（Be-su）は、男前のコール＆レスポンスで会場を盛り上げ、ラストに自己紹介をしたのが樽美酒研二（Doramu）。いきなり「おちんちーん！」と大きな声で叫び「神宮と言えばヤクルトスワローズの本拠地ですよね！でも、意外とチーム名の由来って知らないと思うので、今日は一緒に覚えてもらおうと思ってます」と意味深な宣言をする。こうして全員の自己紹介が完了すると、曲は『抱きしめてシュヴァルツ』へ。

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この曲でメンバーが大ネタを披露するのがゴールデンボンバーのステージでのお約束。間奏になると、喜矢武が遠山の金さん風な袴で登場。袴の袖をめくって桜吹雪を見せると思いきや、彼が胸にまとっていたのはなぜか桜柄のブラジャー。その後ろでは樽美酒が、ヤクルトを入れたジョッキに酢をぶち込んで「酢割ろうず」を作って一気飲み。さらに金さん気取りの喜矢武は、腰にぶら下げていた刀で、樽美酒や近くにいたステージスタッフを斬りつけて大暴れ。最後に歌広場を斬りつけると、歌広場の衣装が破れ、彼まで赤いランジェリーをまとっていたというオチで盛り上げた。

「先に言っときます。『女々しくて』は19時26分にやりますんで、その間ゆっくりするなりトイレ行くなり自由にしてください」鬼龍院が開き直ってそう言ったのだが、実はこれには理由があった。ゴールデンボンバーはエアバンドということで、楽曲はすべて録音された音源を再生している。つまり、生演奏と違い1秒もズレなく、花火スタートのジャスト7時半で演奏を終えることができるのだ。

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ここからは、続けて『トラウマキャバ嬢』そして令和の年号が決まった途端にレコーディングを行った『令和』を披露。いずれも振付を伝授しつつステージと会場が一体となっての盛り上がりを見せた。

そしてついにやってきた、ラストの『女々しくて』。ぴったり7時30分に終わるように曲を始めるべく、電波時計をステージに持ち込むといった気合の入れよう。曲の再生をスタートさせるまで余った2分で鬼龍院はアドリブでMCを続け、いよいよ予定通りの時間にラスト1曲の『女々しくて』が始まった。時間を気にしながら曲の途中で「あと2分ー！」と叫ぶ鬼龍院。果たして彼らのステージは時間ピッタリで締めくくることができるのだろうか。

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残り110秒前からは、ステージ上の巨大モニターに残り時間が表示された。「残り100秒」「残り90秒」と残り時間が迫り、最後は会場中が一体となってカウントダウンを大合唱。「10！9！8！7！6！5！4…」ラスト数秒になると球場の照明が落ち、ジャスト7時30分。曲のエンディングとともに見事、一発目の花火が打ち上げられた。

『2019 神宮外苑花火大会』ゴールデンボンバー セットリスト
M1.マツケンサンバ㈼
M2.抱きしめてシュバルツ
M3.トラウマキャバ嬢
M4.令和
M5.女々しくて

【イベント概要】
イベント名：東日本大震災・熊本地震復興チャリティー 2019 神宮外苑花火大会（第40回大会）
開催日：2019年8月10日（土）、予備日：翌11日（日）
花火打上時間：午後7：30〜8：30（予定）
会場：東京・明治神宮外苑
打ち上げ数：1万発