8月6日、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016が開催され、PARK STAGEに2013年以来の出場となるシンガー・SKY-HIが出演した。出番直前のサウンドチェックを終えたSKY-HIは「鬼のようにラップする曲を用意したんで楽しみにしててください!」と言い残しオーディエンスの期待を煽る。
高揚感に満ちあふれた会場にいよいよSKY-HIが登場。「さあ始めようか、ROCK IN JAPAN!」とクールに決め、大歓声が沸き起こる中『逆転ファンファーレ』からライブはスタート。宣言通り力強くそしてリズミカルに繰り広げられるラップにSKY-HIが率いるバンド・THE SUPER FLYERSの重厚で息の合ったサウンドが混ざり合い圧倒的な迫力を生み出す。
勢いそのままに、ダンサーを加えた『スマイルドロップ』ではダンサーとも華麗なる息のあったダンスを披露。ステージ全てと融合し展開するエンターテイメントは流石の一言。
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『Ms.Liberty』では高速ラップの後にゆっくり甘い台詞で魅了するなど、ただ言葉を重ねるだけじゃなく緩急自在に幅広い表現力を魅せつける。そして心地良くクラップ音が響き渡る中、オーディエンスとの大合唱で会場一体のパフォーマンスで盛り上げた。
「初めましての人は初めまして。いつもありがとうの人はいつもありがとう。SKY-HIです宜しく!」とまずは挨拶。
ROCK IN JAPAN FESTIVALには3年振り、2度目の出演となるSKY-HIは「ROCK IN JAPANに帰ってきました。前回出してもらった時から、仲間達を引き連れて少し大きいステージでやれる事になった。今までの全ての境遇に感謝しているよ。その結果が全てだとするならば今日俺が今持っている感情は愛と感謝とリスペクトそれだけです!」と喜びを語る。
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「そうやってステージが大きくなったり見てくれる事が増える事をさ、業界では「勝つ」って言うんだろ?「勝負」って言うんだろ?それも確かだと思うよ。だけど何より大事なのは、今この瞬間を俺に時間をさいてくれている全員が「SKY-HIに少しでも時間さいて良かったな」「暑いけど飲み物を飲むのを我慢してSKY-HI見て良かったな」って思えるような瞬間を作ること。それこそが勝利だろうが!」と叫ぶと、その想いに呼応するように歓声と拍手が沸き上がる。
「大げさじゃなく、そのために命ここに置いていっていいっていう覚悟で来てるから!どんなに暑くてもジャケットは脱がねーよ!これが勝負服なんだよ!これが戦闘服なんだよ!全部出していくよ。ここからは少しハードなやつをやっていこうかなって思う。巷ではラップブームとか言われているらしいですけど、ここで君たちに本当に上手いラップ、本当にかっこいいラップってものを見せてやるよ!」と大胆不敵に言い放つと大歓声が響き渡る。