8月3日(土)・8月4日(日)・8月10日(土)・8月11日(日・祝)・8月12日(月・振休)の5日間、茨城県国営ひたち海浜公園で国内最大の野外音楽フェス「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」が開催された。

赤い公園（ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019）  画像 2/3

12日、BUZZ STAGEいっぱいに集まった観客の前に登場したのは赤い公園。石野理子(Vo)が深々と一礼すると『塊』から赤い公園のステージが幕を開ける。重厚なロックサウンドに石野の伸びやかな歌声が乗る。赤い公園に、新たな風を吹かせるフロントマンとして堂々としたステージを見せる石野。ポップで軽快なイントロから新曲を披露すると、メロウなメロディラインが流れ『Highway Cabriolet』へ。同曲が発表された頃よりも、この日は格段に挑戦的な歌声を響かせた石野。津野米咲(Gt)、藤本ひかり(Ba)、歌川菜穂(Dr)の確かなスキルが生み出すセンセーショナルなメロディラインも際立ち、赤い公園の創り出す音楽に死角はない。

津野の軽快で力強いギターリフから始まったのは『消えない』。歌い出しでは石野の声を立てるアレンジも加わり、赤い公園ならではのテンポとメロディが楽しい。この曲の真骨頂とも言える最後の歌詞"こんなところで消えない消さない"を歌う石野からは、石野、そして赤い公園の計り知れないほどの気迫と覚悟が感じられた。

赤い公園（ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019）  画像 3/3

石野の「ROCK IN JAPAN盛り上がってんのか！」の一言から披露されたのは、2016年のROCK IN JAPANでも披露されたナンバー『西東京』。立川出身の赤い公園が創り出したこの曲を、津野・藤本・歌川が演奏し石野が歌う。この選曲にはとても大きな意味があるように感じる。石野の歌声からも、アウトロの怒涛のセッションからもものすごい気迫が伝わり、BUZZ STAGEは更なる熱気に包まれた。

最後に披露されたのは、配信リリースが決定した新曲『凛々爛々』。爽やかで晴れやかなロックチューンで赤い公園のステージは幕を閉じた。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019
8/12(月) BUZZ STAGE

赤い公園 セットリスト
M1 塊
M2 新曲
M3 Highway Cabriolet
M4 消えない
M5 西東京
M6 凛々爛々