ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016の4日目も後半の黄昏時。LAKE STAGEに登場したのはサンボマスター。4日間のフェスもいよいよラストスパートといったタイミングで、オリンピック閉会式さながらのコスチュームで登場し、のっけから場内の笑いを誘う。
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「俺たちのステージに来てくれて、本当にありがとう!わざわざ集まってくれたんだから奇跡を起こそう!世界新出しましょう!」そう言いながら始まった1曲目は雰囲気にピッタリの『ミラクルをキミとおこしたいんです』もちろん今日も山口は全力を出し切る覚悟だ。
「俺たちのステージを選んでここに来たっていうことは、覚悟できてんだろうな!世界新を出せー!」
山口のシャウトに対してオーディエンスからは思いきり拳が上がる。これぞサンボマスターのステージ。他のアーティストの盛り上がりとは一味違う、いい意味での泥臭さと心からの魂の叫びが会場を包み込む。
この日の山口は、「みんなホントありがとね」と、やさしい口調でここに集まったオーディエンスへの感謝を告げていた。そんなタイミングでの『愛してる愛してほしい』。不器用ながらもしっかりと言いたいことは言う山口らしいメッセージが、この曲で見事にマッチした。
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「死ぬんじゃねえぞ!おめえの命の可能性!」
そうシャウトして始まった『可能性』の間奏では、山口のギターが吠えまくる。「LAKE STAGEで伝説をつくるぞ!かかって来い、世界変えんぞ!できねえと思ってんのか!俺はできると思ってんぞ!」と、山口節も全開だ。
「聖火ランナーが駆けつけてくれました!」と、まさかのスペシャルゲスト、MONGOL800の上江洌清作がブラジル人に扮して登場し、キヨサクのヴォーカルでサンボの代表曲『世界はそれを愛と呼ぶんだぜ』が始まると、会場は暴動が起きたかのような盛り上がりを見せた。
「日が沈むと俺たちの魔法が溶ける…。でも生きてまた会おう。生きてまた、この変な顔見に来いよ」オーディエンスを挑発しつづける山口がふと見せる笑顔。この個性が人の心をがっしりとわしづかみにするのだ。
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「ラスト、ギター弾いていいっすか!ラスト宇宙一の記録出せる人ー!」
ステージ最後の曲となったのが『ロックンロール イズ ノットデッド』。世界一を超える宇宙一を叫び、それに応える宇宙一の歓声が最後の最後までLAKE STAGEにこだました。
この曲のようにサンボマスターのロックンロールは絶対に死なない。次のライブでは、宇宙新記録更新を期待しよう。
(取材/文/写真:バッキー☆大坂)
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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2016 8/14 LAKE STAGE
サンボマスター セットリスト:
M1.ミラクルをキミとおこしたいんです
M2.光のロック
M3.愛してる愛してほしい
M4.可能性
M5.できっこないを やらなくちゃ
M6.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
M7.ロックンロール イズ ノットデッド