8月27日、味の素スタジアムにてa-nation stadium fes. 2016 powered by dTVが開催された。生憎の雨模様となったが5万5,000名もの観客が集まり豪華出演陣がステージを盛り上げた。
オープニングアクトでは、ももいろクローバーZの妹分で、スターダストプロモーション芸能3部が大阪から放つなにわの最終兵器・たこやきレインボーが勢い良くフレッシュなパフォーマンスで盛り上げ、Raychellがバンドを率いて、伸びやかな歌声を存分に響かせその歌唱力の高さを感じさせた。そして加治ひとみがセクシーな衣装でダンサーと共に登場し新曲『In My Hi-Heel』『アイズ』などを披露し、3組がそれぞれの持ち味を活かした高いパフォーマンスを魅せ、会場を盛り上げた。
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そうして迎えた本編、燃え盛る炎の映像をバックに男女混成5人組パフォーマンスグループ・lol(エルオーエル)がトップバッターを務めた。
「a-nation盛り上がっていきましょう!」と叫び『fire!』からスタート。切れ味鋭くチームワーク抜群のダンスで魅せ会場を盛り上げる。『gimme gimme』ではオーディエンスに振り付けをレクチャーし会場一体のパフォーマンスを披露し、勢いのあるステージでa-nation stadium fes. 2016は開幕した。
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続いて登場したのはボーカルとDJとMCからなるJ-POPユニット・ET-KINGが「大阪」と書かれた法被(はっぴ)を身につけ登場。
『愛しい人』などを披露し、まっすぐな優しさと愛情で会場を包み込む。そしてスペシャルゲストには千賀太郎と千秋が登場。千秋が「千秋だよ!皆で一緒に歌いましょう!」と見事なラップコラボを披露した。
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黄色い声援が響き渡ったのはメインダンサー&バックボーカルグループの超特急。
華麗なるアクロバットや息の合ったダンスなど、しっかりとカッコ良さを見せたかと思えば、『Burn!』では、それまですでにテンションの高かったユースケがジャンケンで大サビを勝ち取り、もはや歌を超えた魂の絶叫を凄まじい表情と共に会場いっぱいに響かせる等、振り幅の大きい素晴らしいパフォーマンス。親しみやすく解りやすいエンターテイメントを展開してくれた。
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シューティングアクトで登場したのは、イギリスの国民的オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』で注目を集め、デビューアルバムが120万枚のセールスを記録し、ヨーロッパで大人気のボーイズ・ユニット・Bars & Melody。
いじめの経験を歌った『Hopeful』が歌唱されると、その心に響くメッセージが会場を感動の渦へと巻き込んだ。
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そんな空気から一転、巨大な蝶の羽を背負い登場した瞬間から会場を沸かせたのはDAIGO。「あいにくのAM(雨)ということでね」と早速DAI語を披露した後にKK(北川景子)さんとKK(結婚)しましてサプライズで作った曲を歌いたいと思います。」と夏フェス初披露の『K S K』でそのありったけの愛で会場の心を掴んだ。
そしてここでまさかの『世界で一つだけの花』を木村拓哉、GACKT、福山雅治、桑田佳祐、hydeのモノマネメドレーで歌い会場を大爆笑させる。DAIGOがボーカルを務めるロックバンドのBREAKERZも登場し会場を盛り上げ、最後は「a-nation最高ウィッシュ!」と会場全員でポージングを決めステージを締めくくった。
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高難度のダンスと圧倒的な歌唱力で会場を魅了したのは三浦大知。圧巻のパフォーマンスを魅せながらもMCパートでは親しみやすさ、優しさを感じさせてくれるのも三浦の魅力の一つ。
「皆さんと一つになれたらいいなと思います。力を貸してください!」と『SING OUT LOUD』ではオーディエンスとの大合唱。そして心に響く伸びやかなアカペラからスタートしたラストナンバー『Cry & Fight』で完全にオーディエンスの心を魅了したステージは流石の一言。
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ここで全員の身長が180cm以上の高身長8人組グループ・SOLIDEMOがシューティングアクトとして登場。彼らのその大きな体を活かしたダイナミックなパフォーマンスはこうした大きな舞台でより一層輝きを増す。新曲『Orange』などを披露した。
来年3周年記念ライブを中野サンプラザで開催することが決まっている等、順調に成長し続けているSOLIDEMO。a-nation stadium fes.でメインアクトを務める日もそう遠くは無いと感じさせる堂々としたパフォーマンスであった。
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dTVステージではNON STYLEの井上裕介とDJ KOOが登場し、360度パノラマの3D映像が楽しめるVR(バーチャルリアリティ)の説明や、このライブが10月にVRで配信されることなどが発表された。
また、井上は自己紹介で「G-DRAGONです!宜しくどうぞ!」と挨拶。この日のヘッドライナーがBIGBANGである事もあり会場は大爆笑。「モノマネ番組でG-DRAGONのモノマネやった結果Twitterが壊れるかってくらいに炎上しました!」という過去のエピソードを話すと更に大爆笑。会場を和ませてくれた。
降りしきる雨もまるでステージ演出のようにも見せてしまうのは日本の伝統芸能とロックを融合させた、和楽器バンド。海外でも高い評価を受け今年大躍進を遂げた和楽器バンドは『千本桜』でまずはその独自の音楽世界を会場に魅せつける。
三味線や尺八のソロパート、そしてなにより見事なまでのロックサウンドとの融合。和楽器の無限の可能性を感じさせられる。そして鈴華ゆう子のどこまでも伸びやかな歌声が心地良く響き渡る。最新シングル『起死回生』で締めくくった和楽器バンドステージは圧巻の迫力であった。
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「この雨を恵みの雨に変えていこうぜ!」
eyeronが叫べばどんな状況も最高のステージへと姿を変わる。ソナーポケットの登場で沸き上がる会場。
「初めましての人多いかもしれないけど乗り方は全部俺たちが教えるから任せといて!」と『GIRIGIRI』で超えたテンションの限界を『ソナポケ☆DISCO』で爆発させガンガンに盛り上げたところで、最後は切ないラブバラード『好きだよ。~100回の後悔~』で締めくくる。幅広い表現力でソナポケミュージックを堪能させてくれた。
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割れんばかりの大歓声が響き渡る中の登場したのはBIGBANGの弟分グループ・iKON。歓喜の声援が響き続ける中『RHYTHM TA』からスタートしたiKONステージ。
「BIGBANG先輩と久しぶりの同じステージで緊張しています。」と謙虚に話しながらもその実力の高さは折り紙付き。新曲『DUMB&DUMBER』で熱狂のステージを締めくくり偉大なる先輩達へとバトンを繋ぐ。
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長時間に渡り豪華アーティスト達が様々なパフォーマンスを展開したが、まだ終われない。満を持してついにa-nation stadium fes. 2016 powered by dTV初日のヘッドライナーを務めるBIGBANGが登場。やはりこの日一番の大歓声は彼らへ送られた。そしてBIGBANGが登場する頃にはすっかり雨も止んでいた。
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『BANG BANG BANG』から始まり、『TONIGHT』『HANDS UP』などを披露し、圧巻のパフォーマンスで魅せる。オーディエンスのテンションに呼応するようにステージには炎が吹き上がる。その一挙手一投足に注目が集まり、そのパフォーマンスに歓喜の声援が鳴り止む事はない。
この日、メンバーのV.Iが不在で4人でのステージとなったBIGBANG。特にMCパートが不安だったと最初は語っていたが、滞りなくトークが展開されていくと「V.Iがいないステージはちょっと寂しいかなと思ったんですけど・・・正直全然寂しいと感じられません(笑)」「4人でいいんじゃないか?」「全然問題無いですよ。」とV.Iいじりが冗談を交え行われると会場は大爆笑。パフォーマンスから一転、MCパートでは和やかな空気を生み出した。
再びパフォーマンスを再開すればアーティストの顔へと一気に変化する。ヘッドライナーに相応しいパフォーマンスを見せてくれたBIGBANG。トロッコに乗り込み会場を一周。会場のテンションが最高潮を迎えたところで大量の花火が打ち上がった。この日のラストを『BAE BEA』で締めくくり大盛況の中、a-nation stadium fes. 2016 powered by dTVの初日は幕を閉じた。