11月7日(木)、Zepp Divercity TOKYOを舞台に「Tune」番組放送2周年を記念したイベント「Tune LIVE 2019」が催されました。ここでは、まるりとりゅうがのライブの模様をお届けします。

まるりとりゅうが（Tune LIVE 2019）  画像 2/4

配信動画が話題を集め脚光を浴びたSNSの歌姫MaRuRiと、同じくSNSを通した配信で人気を得てきた現役慶應大学生のRyuga。2人の組んだユニットが、まるりとりゅうが。イベントのトップを切って登場したのが、まるりとりゅうが。ライブは、優しく爪弾くアコギの音色に乗せ、Ryugaが暖かな歌声を響かせながら「気まぐれな時雨」を歌いだす形で幕を開けた。切ない想いをこぼすように。そこへは愛しき気持ちも含ませ、Ryugaは歌いかける。その歌声へ想いを寄り添えるようにMaRuRiの歌声が重なりだす。とても美しい、何より温もりを覚えるハーモニーだ。2人の歌声は、心に秘めた切ない想いを告白するようにも伝わってきた。

まるりとりゅうが（Tune LIVE 2019）  画像 3/4 まるりとりゅうが（Tune LIVE 2019）  画像 4/4

続いてまるりとりゅうがが届けたのは、恋に振りまわされる人の気持ちを綴った「曖情」。胸の内に溜まった想いを、2人はまくし立てるように早口で歌いかけてきた。まるで言葉をぶつけるように2人は歌っていた。それだけ、心に秘めた感情をさらけ出していたということか。沸き上がる気持ちをぶち撒けるように歌う2人の姿が、とても印象的深く見えていた。

MaRuRiの告白をするような歌から始まったのが、「暖情」。触れていると彼女と一緒に胸がときめきだす、とても温かい心模様を覚える歌だ。楽曲が、2人の歌声が明るさを増すたびに、ドキドキする心が2人の歌声とシンクロしてゆく。

最後にまるりとりゅうがは、「はじまりの唄」を届けてくれた。この歌へ触れていると、2人と一緒に希望を胸に未来を切り開いてゆく気持ちになれる。2人の力強いハーモニーが、どんどん晴れた気持ちへ心を導いてゆく。この歌へ触れるたび、僕らは何時だって、ここから新しい一歩を踏み出せる気持ちになれる。それを感じれたのが嬉しかった。

（文：長澤智典）