2019.12.11 公開
【ライブレポート】Chirolyn & the Angelsが親しみやすくも荒々しいステージングを披露!<hide Birthday Party 2019>

Chirolyn & the Angels Photo by 上野宏幸 堅田ひとみ(nonfix creative)  画像 1/2

12月8日、川崎クラブチッタにて「hide Birthday Party 2019」が開催された。このイベントのチケットはソールドアウトで凄まじい盛り上がりをみせた。WWSチャンネルでは、Chirolyn & the Angelsのライブレポートをお届けする。

数々のメジャーアーティストのサポート、そしてhide with Spread Beaverのベーシストとして活動してきたChirolyn。2019年4月ソロ『CHIROLYN』の活動が休止され、翌5月に復活することが公表され精力的に活動しているChirolyn & the Angelsが登場。ライブは、hide with Spread Beaverの楽曲。それも、いきなり「子 ギャル」からスタートした。フロアには、最初から騒がずにいられますかという空気が充満していたのも嬉しい風景だ。Chirolynに煽られ、熱した声を返す観客たち。熱々としたこの関係が、Chirolynのライブらしい。

【ライブレポート】Chirolyn & the Angelsが親しみやすくも荒々しいステージングを披露!<hide Birthday Party 2019>Chirolyn & the Angels Photo by 上野宏幸 堅田ひとみ(nonfix creative)  画像 2/2


荒々しく躍動した楽曲が飛びだした。Chirolyn & the Angelsは豪快に弾け飛ぶ「HALENTI」を歌い演奏し、フロア中に楽しさを振りまいてゆく。自由奔放という言葉が似合う、騒ぎたい感情をダイレクトに炸裂されたChirolynのステージは、何時観てもとても刺激的だ。                 
17年ぶりに復活したChirolyn & the Angels。ブランクなど微塵も感じさせないのがChirolyn & the Angels。「I need your love」では、Chirolyn流の甘いアプローチも示してゆく。感情のままにガツガツと歌と演奏をぶつけてゆく姿勢が刺激的だ。

勢いを増幅させるように、演奏はブルーズでロックンロールな「俺が馬鹿なのか」へ。Chirolyn & the Angelsの楽曲は、Chirolyn自身の人生歌のようだ。センチメンタルな心情も歌を介して伝わるたび、Chirolynの人間臭い姿に愛しさを覚える。決して遠い存在ではない。とても身近な先輩や仲間のような親しみやすさを持ってChirolyn & the Angelsは迫ってきた。


Chirolynの荒々しいベースプレイを通した観客たちとのやり取りから、ライブは豪放無頼な「WANDERER」へ。熱々とした声で人生を歌い上げる姿がイカしている。その様へ、熱い視線を送る会場中の人たち。「高く高く舞い上がれ この想い消える前に」と熱唱するその歌声に、魂が触発された。
最後にChirolyn & the Angelsは、ロックンロールナンバー「君は変わっちまった」を豪快にぶつけてきた。気持ちを熱く高ぶらすロックの衝動に刺激を受け、フロア中が騒ぎ狂うパーティー会場になっていた。その様に、改めてロックンロールChirolynの神髄を感じていた。


(取材/文;長澤智典)

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