9月14日、Lyric Speaker完成披露記者発表会が行われ、GLAYのリーダーを務めるギタリスト、TAKUROがゲストとして登場した。
音楽業界の新たな挑戦から生まれたLyric Speaker(リリック・スピーカー)。音楽と同期して歌詞が表示される次世代型スピーカーで、"歌詞の力をじっくりと味わってもらいたい"という想いが込められたLyric Speakerを、「曲に素敵な服を着させてくれた。」と話すTAKUROの言葉に、開発者である斉藤も笑顔を綻ばせていた。
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製品の第一印象は?と訊かれると、TAKUROは「改めて文字って美しいな」と答え、「物書きの味方を得たようだ」と感謝の気持ちを述べた。
「映像のインパクトに囚われることが多くなった近年、置いてけぼりにされていた歌詞にスポットを当ててくれて、表現の場を広げてくれた。自信を持ってほしい。」と斉藤を激励する言葉も贈った。
製品デモンストレーションでは「晴れの日の舞台でぜひ。」と、GLAYの楽曲が2曲流された。携わった人らは皆嬉しそうにスピーカーを眺め「スピーカーとしても質がいい」と、嬉しそうに話していた。
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作詞とは?という質問に対し、TAKUROは「作詞は自分と向き合って書かないといけない孤独な作業だけれど、Lyric Speakerを通すことで新しい自分の発見もできたり、時間をおいて歌詞を見た人の人生の糧になればと思うと嬉しい。」と答え「若いミュージシャンの背中も押してくれるだろう」と話した。TAKUROの作詞は言葉選びにもこだわりがあるらしく、それを気づいてもらえた時は嬉しいと体験談も混じえた。
周りにもLyric Speakerの話をするらしく、GLAYのボーカルのTERUからも「2台発注が来ている!」と笑顔で話していた。
最後に「ミュージシャンの意向を汲んでくれた作品の発表会に携われてよかった」と話し、製品紹介をする皆が始終嬉しそうで、和やかな雰囲気で発表会は幕を閉じた。
(取材/文:野中初音・写真:山岸一之)
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