国内最大のカスタムカーの祭典「東京オートサロン2020」が1月10日(金)、1月11日(土)、1月12日(日)の3日間、千葉・幕張メッセ国際展示場で開催された。ここでは、毎年恒例のスペシャルライブに登場した宮川愛李のライブレポートをお送りする。
2019年 6月26日にメジャーデビュー。12月にはワンマンも実現し勢いに乗っている宮川愛李が、東京オートサロン2020のスペシャルライブ2日目のトップバッターとして登場。生バンドの演奏とともに堂々としたパフォーマンスで会場を盛り上げた。
東京オートサロン2020のスペシャルライブ2日目の最初に登場した宮川愛李。生バンドのリアルな音をバックに堂々とステージに現れると、1曲目『「ハジメマシテ」』から会場の空気をガッチリと掴んでいった。生のギター、ベース、ドラムの他、エレクトロサウンドも重なる中、しっかりと主張する宮川の声。彼女が本格的なアーティスト活動を開始したのは2019年からだが、同年4月にはデビュー前にもかかわらず、ワンマンライブを成功させたという実力をさっそく魅せつけた。
「宮川愛李です。6月にデビューして半年、まだまだひよっこな私ですが、自分の思うカッコイイ・カワイイを追求しながら、しっかり表現して歌ってまいりますのでよろしくお願いします。よかったら手拍子とかで盛り上げてください」初々しい挨拶の後は、2曲目の『メランコリック』へ。「ワン・ツー・ワン・ツー・スリー・フォー!」の掛け声とともに曲がスタートすると、ベースの重低音をすり抜けるかのように宮川の通る声が心地よく会場中に響き渡る。
そのままの勢いで曲は『欠落カレンドラ』へ。印象的なエレキギターのイントロから、純粋な気持ちが欠落し、次第に心が壊れていってしまう歌詞でオーディエンスをグイグイと彼女の歌の世界に引き込んでいった。宮川が歌う様子はどこまでもクール。笑顔は一切見せず、歌唱力と曲の世界観だけで会場を魅了する。
そして、この日のラストに歌い上げたのは、彼女の初となるシングル曲『Sissy Sky』。アニメのエンディングテーマとして注目され、PVも公開されているこの曲。駆け抜けるような疾走感とともに、青春の衝動をしっかりと歌い上げてステージを去っていった。「デビューして半年」と言いつつも、バンドの重厚なサウンドに負けないボーカル力を持つ宮川愛李。この日は彼女の可能性が垣間見られるステージとなった。
東京オートサロン2020 AUTO SALON SPECIAL LIVE
2020/1/12(日) 宮川愛李・セットリスト
M1.「ハジメマシテ」
M2.メランコリック
M3.欠落カレンドラ
M4.Sissy Sky