photo by 青木カズロー
9月18日、あのYAZAWAが気志團万博に出演する!これまでも様々なレジェンド級のアーティストを呼んできたこのイベント。5年目の節目を迎える今年、ついに矢沢永吉が登場することに。
矢沢の出番を待つオーディエンスはステージが始まる前からヒートアップ。会場のあちこちから叫びにも似た矢沢コールが響く。そしていよいよその時がやってきた。ステージ上のスクリーンに真っ赤な"YAZAWA"のロゴが映ると、オーディエンスは早くも絶叫。
そんな中、真っ白なスーツで颯爽と登場する矢沢。「ようこそEverybody!今からロックンロール聴かせます!」と『黒く塗りつぶせ』を披露。間奏では早々とジャケットを脱ぎ捨て、マイクターンでマイクスタンドが宙に舞う。これぞまさに矢沢のステージだ。
「Hooー!サイコー!バッチリ魅せますロックンロール!」とMC通りの曲『サイコーなRock You!』では、ステージの左右先端まで走る矢沢。バラード『古いラブレター』では一瞬でステージが鎮まり、彼の声に会場中がじっくりと耳を傾ける。
往年のファンには懐かしい『共犯者』では、ステップを踏みながらステージ右まで走りオーディエンスを沸かす。「最高にイイ風吹くね。5周年のちょうど区切りに呼んでもらえて本当に感謝してます」と礼を述べると「(海沿いのロケーションを)ここハワイかと思ったよ。今度はプライベートで来たいと思います」と地元ファンを喜ばせてくれるコメントも。
そして、おなじみのイントロが流れる。そう、待ちに待ったあの曲『止まらないHa-Ha』だ。サビのサウンドにあわせて、会場中にさまざまな色のタオルが一斉に舞う!矢沢ライブ定番の光景が袖ケ浦のステージに拡がった。矢沢もステージ中央から飛び出た花道の先端までステップを踏みながらシャウト。これぞ矢沢ライブの真骨頂だ。
「みなさんどうもありがとう!最後に1曲紹介します」ピアノソロから始まったラストソングは『いつの日か』。いつの日か、再びこのステージに戻ってくるというメッセージなのだろうか。そう思いながらこの曲を噛みしめたオーディエンスも多かったはずだ。こうして、生ける伝説・矢沢永吉のステージは幕を閉じた。
(取材/文:バッキー☆大坂)
氣志團万博 2016
矢沢永吉 セットリスト:
M1.黒く塗りつぶせ
M2.サイコーなRock You!
M3.古いラヴレター
M4.共犯者
M5.カモン・ベイビー
M6.止まらないHa~Ha
M7.いつの日か