2016.09.28 公開

photo by Viola Kam (V'z Twinkle)


9月24日(土)・9月25日(日)の2日間にわたってサンボマスターが主催する『男どアホウサンボマスター2016』が開催された。WWSチャンネルでは最終日の2日目、9月25日(日) サボ日大学園(サンボマスター) vs. ハイカラ学園(キュウソネコカミ)の対戦の様子をレポートする。

「男どアホウ サンボマスター」が開催されるのは約2年ぶり。過去には10-FEET、レキシ、東京スカパラダイスオーケストラ、SPECIAL OTHERSが参加。対バンならぬ“対戦校”としてさまざまなゲストを招いて行われたイベントだ。今回は初日が銀杏BOYS、そして2日目がキュウソネコカミを対戦相手に迎えての開催となった。

野球の試合に見立てたステージはなかなか本格的だ。床は野球場にちなんでグリーン。ステージの中央をホームに見立て、左右に1・3塁を模したベースまで置いてある。そして開幕前の場内には甲子園でおなじみのブラスバンドによる懐かしのヒットソングが流れているという凝りようだ。

プレイボール直前、女性のナレーションでユーモアたっぷりの場内放送が流れた後、選手宣誓を行ったのはサンボマスターの木内泰史(Dr)。審判が登場し「プレイボール!」と叫ぶとサイレンとともにステージに「男どアホウ サンボマスター」のロゴが掲げられ、いよいよ試合がスタートした。

 

【ライブレポート】「男どアホウサンボマスター2016」最終日、キュウソネコカミが先輩バンドに先制攻撃!  画像 2/2

photo by Viola Kam (V'z Twinkle)


先攻はキュウソネコカミとなるはずが、聴こえてくるのはサンボマスターの登場曲『モンキーマジック』。すると、ヤマサキ(Vo/Gu)とヨコタ(Key/Vo)以外のキュウソメンバーが「どうもー!サンボマスターWESTでーす!」と現れた。普段歌わないギタリストのオカザワがまさかのヴォーカルを取り、サンボマスターの『ミラクルをキミとおこしたいんです』を披露。続いてヤマサキとヨコタがユニフォームに野球帽をかぶり、バットを振り回しながら登場すると『MEGA SHAKE IT!』『ファントムヴァイブレーション』と一気に大きなヒットを放つ!

続く『KMTR645』ではヤマサキの「さぁ今から歴史の勉強するぞー!」の声とともにヨコタがアフロのウィッグと丸いレンズのサングラスを装着。レキシとのコラボ曲を自らレキシに扮して盛り上げた。

「ようきたなー。客が全員バカばっかりですねー。よく踊りよる」ヨコタが観客へいきなり毒を吐くと、続いてサンボ山口をネタに噛みつく。そして「好きだって言ってくれたこの曲をジジイ山口に捧げます」と『NEKOSAMA』を演奏。『適度に武士道、サムライBOYS』の間奏ではヤマサキのギターが吠える。

このイベントらしく野太い男の声で「セイヤー!」と声援が飛ぶと、それを機に「男子ー!女子ー!」とそれぞれに掛け声を客席に要求。「これやったの初めてやな」とオーディエンスを笑わせた。

そしてお次はキュウソのライブでは最大の盛り上がりとなる『DQNなりたい、40代で死にたい』。いつものように間奏で客席の頭上に乗り込むヤマサキ。この日はグローブを手に会場の中央まで歩くと、元野球部オカザキのステージから投げる球を見事キャッチ!と言いたいところだが、オカザキ痛恨の暴投で2球ともエラー(笑)それでも大歓声を浴びながらステージへ戻ると新曲『わかってんだよ』そして『ハッピーポンコツ』でしっかり盛り上げ、終わりかと思わせての最後の最後に『ビビった』が登場。

万塁打のようにこの曲を放つと、会場中が揺れるほどの全員での大ジャンプでハイテンションなステージを締めくくった。

(取材/文:バッキー☆大坂)


ハイカラ学園(キュウソネコカミ)のスコア

M1.ミラクルをキミとおこしたいんです(feat.サンボマスターWEST)
M2.MEGA SHAKE IT!
M3.ファントムヴァイブレーション
M4.KMTR645
M5.NEKOSAMA
M6.適度に武士道、サムライBOYS
M7.DQNなりたい、40代で死にたい
M8.わかってんだよ
M9.ハッピーポンコツ
M10.ビビった

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