【ライブレポート】緑黄色社会が作り出した、多幸感に満ちた空間＜COUNTDOWN JAPAN 19/20＞

2020.02.02 公開

【ライブレポート】緑黄色社会が作り出した、多幸感に満ちた空間＜COUNTDOWN JAPAN 19/20＞

緑黄色社会＜COUNTDOWN JAPAN 19/20＞画像 1/7

2019年12月28日から2019年12月31日まで、幕張メッセで日本最大の年越しフェス『rockin'on presents COUNTDOWN JAPAN 19/20 supported by Amazon Music』が開催された。31日、COSMO STAGEに男女混合４人組バンド・緑黄色社会が登場した。

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白い衣装に身を包んだメンバーが揃うと、『始まりの歌』からステージが封切られた。1曲目にも関わらず、壮大なクラップが巻き上がり会場を包み込む。長屋晴子の声が放たれた途端に、空気がざわっと動き一気に華やいだ。

小林壱誓が「いけるか！」と観客を煽り、転がるように『sabotage』へ。間奏ではメンバー同士でアイコンタクトをとり、思わずにやり。さすが幼なじみと思わずにいられない、抜群のチームワークを見せつける。
『幸せ』は、ハイハットの刻みにより導かれた。長屋はギターを置き、スタンドマイクに手を添えて丁寧に言葉を落としていく。しっとりしたバラードソングは壮大で、COSMO STAGEが小さく感じるほどだった。

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しんみりした空気に浸るのもつかの間、『逆転』で一気に攻撃的なサウンドへ。緑と赤の照明はサイケデリックな雰囲気を、より印象深いものにしていく。

長屋は「今日は2019年最後のライブ。みんなの声が聞きたい。いける？」と観客を焚き付けると『あのころ見た光』へ繋がれた。いきなりのシンガロンパートにも関わらず、盛大な歌声がフロアを満たす。その光景を見て、嬉しそうに目を細めるメンバーの姿が印象的だった。

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怒濤の勢いで5曲を演奏すると、この日初めてとなるMCへ突入した。そこで長屋は「新年だから頑張ろうっていうのは、単なるこじつけかもしれない。そうだとしても、思いや言葉のパワーはすごい。みんなが自分の言葉を持って、いい1年にしてくれたら嬉しい」と語った。