2019 年バンド結成 30 周年を迎え、記念すべき 10 枚目のアルバム『CROSS』をひ っさげアニバーサリーイヤー真っ只中の LUNA SEA。テレ朝チャンネルでは、さいたまスー パーアリーナより 12 月に生中継をした『LUNATIC X’MAS 2019』の模様と、30 周 年を記念したスペシャルコンテンツ『「30th Anniversary Special Program 5 人の 伝説(レジェンド)たち』をアンコール放送する。
幻想的に讃美歌が流れる中、天井からまるで何かが降臨するようにライトが降りて光の 柱をつくる。さいたまスーパーアリーナに厳粛な空気が広がっていきアリーナの熱気が高ま るなか、メンバーがステージに登場。LUNATIC X’MAS 2019 の 2 日目は『宇宙の詩 ~Higher and Higer~』でスタート。
撮影=田辺佳子、橋本塁、清水義史 画像 2/8
オープニングからの熱いボルテージにあわせるようにステージに火花が散る演出のなか 『The End of The Dream』から、「今日も飛ばしていくぞ! 」と RYUICHI がフロア を煽ると、キラーチューン『ROSIER』へ突入。「LUNA SEA のこの 30 年間の奇跡はこ の 5 人が変わらずここに立っていること。そしてみんなか支えてくれていること。一緒にこれ からさらに高見を目指して、未来に向かって走っていきたいと思います。」と、RYUICHI が感謝の気持ちを述べ、SLAVE からもその気持ちに応えるように歓声があがるなか、 終幕以前最後のオリジナルアルバムより『Sweetest Coma Again』を披露。
撮影=田辺佳子、橋本塁、清水義史 画像 3/8
続いて未来的なカラフルな光の演出が飛び交うなか『BEYOND THE TIME ~メビウ スの宇宙を越えて~』ではクラップが巻きあがり、一転、壮大なバラード曲『悲壮美』から SUGIZO のヴァイオリンと INORAN のアコギが深く力強く響く『闇火』へ。
ライヴ中盤のドラムソロでは、実はこの日ライヴ会場で鳴らすのは世界初なる、Pearl 新 電子ドラム e/MERGE(イーマージ)を操る真矢と能の囃子とのコラボレーションを披 露、続いて J が男気溢れるベースソロを魅せて「30 周年だし、クリスマスだし、俺はなん かテンション高えし、このままの勢いで次の曲コールさせてもらいます! Jesus don’tyou love me?! 」と叫ぶと再びステージにメンバーが集結。そして SUGIZO プロデュ ースによる LUNA SEA の書き下ろし楽曲、機動戦士ガンダム 40 周年記念テーマ曲 『THE BEYOND』へ。伸びやかで壮大なサウンドにアリーナが包まれていく。
ここで実は、機材トラブルが発生。メンバーはステージに残ったまま「ここからテレビを点け た人は勘違いするんじゃない? そう、今日はトークライヴです(J)」というように、和や かにトークやメンバー紹介などが繰り広げられる。そして「FC SLAVE として LUNA SEA の看板を守ってくれたのはみなさんですからね、だから僕たちはここに帰ってこられたんで す。(SUGIZO)」「あのときは生意気にもなっていたと思うし、迷っていたとも思う。苦 しさも若さがあって、そういうなかで終幕を選んで。“LUNA SEA っていう言葉、ちょっとの 間でいいから聞きたくないんだよね”っていう時期をメンバーは多かれ少なかれ経験して いるんだと思うんです。そんなときでも LUNA SEA を支えてくれたファンの人たちがいた。 (RYUICHI)」と、今だからこそ言える本音と心からの感謝の言葉も飛び出す。 「いやー、こうやって人の絆って深まるんだね(INORAN)」というように、メンバー一丸 となってそのトラブルさえも楽しんで乗り切る姿は、まさに貴重な“神回”となったといえよ う。
ここで SUGIZO が、機材トラブルを抱えたままライヴを続行することを決断し後半戦に 突入。完璧とはいえない状況のなか、メンバーが一丸となって実力と信頼で支えるパフ ォーマンスで『BLACK AND BLUE』から、本編最後にシンガロングが巻き起こった 1st シングルでもある『BELIEVE』まで全力で駆け抜けた。
撮影=田辺佳子、橋本塁、清水義史 画像 7/8
アンコールを待つ間、アリーナのどこからともなく『きよしこの夜』の合唱がはじまり、スマート フォンのライトでアリーナに光の宇宙が出現。メンバーがステージに再登場するとクリスマ スソング『HOLY KNIGHT』から『White Christmas』、そして『I for You』と LUNATIC X’MAS にはマストの楽曲たちをお返しとばかりに捧げてくれた。
そしてライヴではラストの楽曲として定番の『WISH』で銀テープが舞う。ステージは暗転 するがまだこれだけでは終わらない。アルバム『CROSS』の 1 曲目である『LUCA』のイン トロがはじまる。「この曲から俺らの新しい旅たちが始まるから一緒に旅しようぜ! (INORAN)」と叫んだように、ラストの楽曲ではあるが終わりではない始まりの余韻を 残し、“LUNATIC X’MAS2019”は終了した。
・番組情報
番組名称 LUNA SEA 30th Anniversary Special Program 5 人の伝説たち
放送日時 ■2 月8日(土) 午後2:00~
LUNA SEA 30th Anniversary LIVE LUNATIC X’MAS 2019 at さいたまスーパーアリーナ day-2
チャンネル テレ朝チャンネル1
■2 月8日(土) 午後3:55~
https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/variety/0413/