東京スカパラダイスオーケストラが自身のYouTubeチャンネルに、TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA with Friendsとして「Olha pro céu/上を向いて歩こう」の動画を公開した。
現在、世界中でコロナウイルスとの闘いが続くなか、日本にいるスカパラからも何か発信できることはないかという想いから、世界中のミュージシャン仲間に声をかけて実現。
ブラジルからは現代のブラジル音楽界を代表するHIP HOPアーティストEmicida(エミシーダ)。
アメリカからはミクスチャーロックバンドFISHBONEのボーカリストで、スカパラとは30年来の親友Angelo Moore(アジェロ・ムーア)。
プエルトリコからはラテンミュージック界で知らない人はいないと言われるCalle 13(カジェ・トレセ)のメンバーであり、ソロとしては2017年に開催されたグラミー賞で最優秀ラテン・オルタナティブ・アルバム賞を受賞したシンガーのiLe(イレ)。
アルゼンチンからは中南米で絶大な人気を誇るビッグ・バンドLos Auténticos Decadentes(ロス・アウテンティコス・デカデンテス)らが賛同。
日本、アメリカ、ブラジル、プエルトリコ、アルゼンチンの5か国総勢22名のミュージシャンがそれぞれの自宅で演奏して音源制作が行われた。
楽曲がYouTubeで公開されると、アメリカのニューヨーク・タイムズが毎週選出しているプレイリストの最新版にビヨンセやオアシスらとともにこの「Olha pro céu/上を向いて歩こう」が選出されたかと思えば、アメリカ本国のビルボードではスタッフがレコメンドする最新のラテンミュージックの1曲に選出されるなど、まさにスカパラがバンドの指針として掲げている『NO BORDER』を体現。
憂鬱で浮かない日々にも笑顔を届けてくれる、そんな「Olha pro céu/上を向いて歩こう」の動画をぜひチェックしてみよう。
【加藤隆志・コメント】
今、世界中がコロナウイルスと闘っているなか、日本にいる我々からも何か発信できることはないかという思いから、スカパラの世界中の仲間達に声をかけてこの作品を作りました。今回、国も超えて皆自宅でレコーディングし、オンラインで音をやりとりするなかで、今まで以上に深く仲間と繋がり、一つの作品を完成させられたことは、我々にとってとても素晴らしい経験となりました。この場を借りて、参加してくれたミュージシャンに感謝します。この事態が収束し、またお互いの国でコンサートが出来る日を楽しみに。
世界中の音楽ファンへ向けて。
Stay home Save life!!