3月29日、パンク・ロックの祭典、PUNKSPRING2015が幕張メッセで行われた。
イントロと手拍子が鳴り響くBLUE STAGE。青い光の中登場したのは頭がオオカミ、体が人間という究極の生命体MAN WITH A MISSION!「ladys and gentleman!boys &girls!!」の掛け声と共に1曲目の『database』からスタート!Tokyo Tanaka(Vo)、Jean-Ken Johnny(Gu,Vo)、Spear Rib(Dr)、DJ Santa Monica(DJ)、Kamikaze Boy(Ba)の5匹がステージに現れるとオーディエンスが勢いよく我が先と前方に詰めかける。さぁ、オオカミバンドの宴が今宵始まる!
両手を広げて頭を振りかぶりながら「楽シンデクダサイ!」と叫び倒し、『TAKE WHAT U WANT』『Get Off of My Way』へと続いていく。欲しいものは自分でつかみ取れ!ためらっている暇があるなら動け!!彼らのメッセージが会場を包み込み、さらに勢いを増していく!いつの間にかステージを飛び出し、オーディエンスの群衆に紛れ込み・・・。キラリと目を光らせベースを食らい尽くしていくKamikaze Boyのリアクションも最高だ。
「人間ノ皆サマ、楽シンデイマスカ!?本日ハコノ素晴ラシイ祭典二出演スルコトガデキテ喜ンデオリマス!アリガトウゴザイマス!PUNKガ好キナ人、邦楽ガ好キナ人、洋楽ガ好キナ人、テメエラ全員、カカッテコイヤァァ!」眩いばかりのフラッシュライトを浴びながら、両手を挙げてジャンプ、ジャンプ!!もっとこいよ、まだまだ足りないと言わんばかりに「カカッテコンカイ!!」と猛々しく吠える姿は圧巻だ。
中盤ではライブの定番、踊れるナンバーでお馴染みの『FLY AGAIN』!演奏が流れるとおきまりポーズで右へ左へと会場全体がビッグ・ウェイブ! 会場に埋め尽くされた人の群れが成すダイナミックなライブ感が全てを超越した一体感を生み出していく。
「本日ハオ祭リデゴザイマスノデオ祭リ二相応シイ方ヲオ呼ビシマス。向カイ入レテモラエマスデショウカ。」 MCで突然発表された謎のゲスト!一体誰がやってくるのか!?と目を見張るとなんとZebraheadがステージに。発売前の新曲を今日、このパンクスプリングで披露するとオーディエンスに告げた。Zebraheadと共に書き上げた共作の曲名は『Out of Control』。新作映画『マッドマックス』のエンディングテーマにも決まっている注目曲だ。ヘビーなパンクロックとデジタルサウンドが見事に融合されたハイブリッドパンクロックはまさに制御不能! ZebraheadとMAN WITH A MISSIONのツインボーカルはとにかくヤバイ破壊力!日米が誇る史上最強バンドのコラボレーションに場内も絶好調だ。
そして続くは『Emotions』。スペクタルなイントロが流れ出すとオーディエンスが待ってました!と言わんばかりに広がるオオカミポーズ。 極上のリフと疾走感のあるメロディに合わせてまたまたギターを喰い散らかしていくオオカミたち。サビ部分の壮大な盛り上がりに思わず酔いしれてしまうのは言うまでもない。ラストの『Seven Deadly Sins』を歌い終えてもまだまだ会場内の熱気は冷めやらぬ模様。ステージ中央に立ち上がり「1、2、3、ガウーーーーー!!!」と幕張メッセが吠え上がると同時に満面の笑顔とガウポーズがこの瞬間を支配した。
M1.database
M2.TAKE WHAT U WANT
M3.Get Off of My Way
M4.FLY AGAIN
M5.Dive
M6.Out of Control (with ZEBRAHEAD)
M7.Emotions
M8.Seven Deadly Sins