(©VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten)
10月16日、ヴィジュアル系ロックバンドの祭典『VISUAL JAPAN SUMMIT 2016』が幕張メッセにて開催された。SUMMIT STAGEではゴールデンボンバーの出番を待つオーディエンスで埋め尽くされていた。
モニターにジャケット写真が映し出され始まったのは『水商売をやめてくれないか』。しかし歌い出しからまさかの波乱が起きる。
「水商売をやめて・・・紅だー!」
なんと往年のXの姿で登場したゴールデンボンバー。鬼龍院翔がToshl、喜矢武豊がPATA、歌広場淳がTAIJI、樽美酒研二がYOSHIKIとなり『紅』を熱唱。会場は一瞬にして歓喜の渦に巻き込まれていく。
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「怒られるのか?俺たちは怒られるのかい!?」
鬼龍院が正直な想いを爆発させながらもその歌声を存分に響き渡らせる。そして段ボールで作られた銅鑼(ドラ)を叩くとメンバー全員が気絶するという、この大舞台で初っぱなからフルパワーでやりきってしまったゴールデンボンバーに大歓声が贈られる。
鬼龍院が「出させていただくからには、どこまでふざけていいんだろう?と考えた結果、ふざけなきゃ逆に怒られるんじゃないかと思ったんで思いっきりふざけていこうと思います!」と高らかに宣言し自己紹介パートへ。
喜矢武が「僕は昔からXさんが大好きで大学の卒論を「X JAPANの歴史」で書いたぐらい尊敬しているんです。僕が思うのは、やっぱりPATAさんはめちゃめちゃギターがうまいと思うんです。皆さん今日は僕の超絶うまいギターをしっかり目に焼きつけてください。」とアピール。
歌広場は「今日はトレードマークのツートンヘアーを封印しているという事で皆さんの記憶に残らない可能性が大です!「無敵」と書いて「エクスタシー」と読む。「無謀」と書いて「YOSHIKI」と読む。「無関心」と書いて「歌広場」と読む・・・ようにならならいように今日は頑張ります!」と自虐を交えながら会場を盛り上げる。
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樽美酒は「YOSHIKIさんにこのコスプレをさせていただく事を相談しましたら、なんとドラムセットを貸してくれました!ありがたいけど恐縮して叩けない~!」と告白。そして「これでどこからどう見ても僕はYOSHIKIさんです。完全無敵、今日は何も怖くありません!」と今日はYOSHIKIになりきる事を宣言。
様々な伏線が張られたところで『抱きしめてシュヴァルツ』が始まる。喜矢武がギターソロで取り出したギターはなんと、お菓子の「うまい棒」で作られたギター。
うまい棒ギターを食べながら弾き乱れているとそこへ、騎馬に乗ってCO2を放出しながら樽美酒が登場。さらに段ボールで作られたドラムセットを破壊しドラムを客席に投げ捨て暴れ回る。
大爆笑が会場に響き渡り続けた混乱の演出の最後は、再び銅鑼(ドラ)を叩き全員が気絶してフィニッシュした。
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ここからはVISUAL JAPAN SUMMITに相応しい展開へ。ゴールデンボンバー史上最もヴィジュアル系らしいPVをスクリーンに映しながら『欲望の歌』が始まる。歌広場が「頭振っていくぞ!」の叫びと爆発的サウンドと共にヘッドバンギングの嵐が巻き起こり、更に『†ザ・V系っぽい曲†』を畳み込み会場は大熱狂。
そんな激しいサウンドが展開される中、会場いっぱいに響き渡る魂の叫び「ゴールデンボンバー演奏しろ!」。そして喜矢武、歌広場、樽美酒のトリプルギターに鬼龍院のバイオリンが加わった問答無用の迫力を持つ4ショットも見事に決まり会場を盛り上げた。
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ラストはゴールデンボンバーの最強楽曲『女々しくて』。しかし、ここで事件が起きる。なんと曲中にドラムに樽美酒のお面をつけた謎の人物が登場。お面を取り、ドラムを叩いたその人物はなんと、X JAPANのYOSHIKI。
まさかのサプライズに会場からは興奮の叫びが止まらない。YOSHIKIのドラムプレイの中『女々しくて』が展開されるという凄まじい光景は圧巻であった。YOSHIKIを囲んでフィニッシュポーズを決め最後は全員でXジャンプを決めてステージを後にしたゴールデンボンバー。
ゴールデンボンバーとYOSHIKIの夢のコラボレーションに会場の興奮はステージ終了後もしばらく冷めることなく、盛り上がり続けていた。
(取材/文:山岸一之)
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10月16日VISUAL JAPAN SUMMIT 2016
ゴールデンボンバー セットリスト
M1.紅
M2.抱きしめてシュヴァルツ
M3.欲望の歌
M4.†ザ・V系っぽい曲†
M5.女々しくて