2020.06.08 公開
6月7日(日)、大阪府が主催する無観客ライブ配信『大阪府文化芸術活動(無観客ライブ配信)支援事業PR LIVE -ACCESS CODE OSAKA!-』が開催され、大阪出身で大阪のライブハウス・シーンから羽ばたいていったKANA-BOON、BURNOUT SYNDROMES、矢井田瞳(五十音順/以下敬称略)の3組が出演し、大阪のライブハウス・シーンに再び火をつけるべく、渾身の生演奏を届けた。
矢井田は‟HELLO 大阪!”の声とともにアコースティック・ギターを抱えてステージに現れ、1曲目に届けてくれたのは「Ring my bell」。
矢井田瞳 画像 2/3
バックをつとめるtakatakaの二人と3本のアコギで音を紡いでいく。まっすぐ届いてくる歌声には矢井田の人柄と瞳の奥にある優しさがしっかり映し出されている。takatakaの素晴らしい演奏技術と矢井田とのチームワークでどんどんリズムを展開していき、音を弾ませながらライブを盛り上げていく。‟短い時間ですが最後までよろしくお願いします”という挨拶に続くのは誰もが楽しみにしていたであろう「my sweet darlin’」。安心感と興奮を与えるバランスが絶妙で、きっと幅広い世代の方が画面越しで口ずさみ体を揺らしていただろう。
次の曲は矢井田がギターを置きマイクだけで歌った「Over the distance」。目の前にいるはずのないオーディエンス1人1人と会話をしているかのようなパフォーマンスからは優しさがにじみ出ている。有線マイクのコードを握る手に力が入っているのは見逃せなかった。
矢井田瞳 画像 3/3
続くのは激しいギターのカッティングが鳴り響く「Go my way」。自分の成長を見守ってくれているような包容力。カラフルな照明の中に立つ矢井田は、止まることなく今日も歩み続けている。そして我々を引っ張って行ってくれているようだ。
ラストの曲は昨日6月6日に発売されたばかりの限定シングル「ネオンの朝」。“大好きで大切な大阪の街を思いながら書いた曲。今日は本当にどうもありがとう!”と最後まで感謝を伝えながら音楽を鳴らしていく。そして大阪が生んだ、大阪の誇るシンガーソングライター、矢井田瞳は、‟明日からも頑張りや〜!”というメッセージでライブを締めた。
文:YUNA(大阪☆春夏秋冬)
写真:渡邉一生
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