Photo by Rui Hashimoto(SOUND SHOOTER)
2月14日、今年3回目を迎えるビクターロック祭りが幕張メッセで開催された。
2016年のビクターロック祭りのトリはサカナクション。メインステージとなるBARK STAGEはあふれかえるほどの人で埋め尽くされている。そんな中、メンバーがステージに置かれたノートパソコンの前に現れ、中央に立ったヴォーカル山口が両手を高く掲げるとライブがスタート。メンバーは皆、白いフレームのサングラスにヘッドホンをしてノートPCを前にしたまま、1曲目『ミュージック』の演奏が始まる。まさにサカナクションならではのオープニングだ。
ビクターロック祭り2015特集
この曲の途中で一瞬ステージが暗転。再びステージが照らされると、メンバーが各々のパートの楽器を抱え、バンドスタイルとなった。それと同時にサウンドも急激に響きを増して山口の声もステージにこだまする。他のアーティストではできない見事なパフォーマンスにオーディエンスも酔いしれる。
『モノクロトウキョー』では、曲の合間に「ビクター!ビクター!」とコールを盛り込み会場を盛り上げつつ、ギターの岩寺を紹介し彼のソロチューンが披露される。クライマックスに向けて、ライブはどんどんヒートアップしていくばかりだ。
次の曲『夜の踊り子』では「まだまだ踊れる?」の山口の掛け声で、ステージ両脇に日本舞踊の踊り子が登場。個性あふれるサカナクションワールドが次々に展開していく。さらに『SAKANA TRIBE TRANCE MIX』では、ギターの岩寺とベースの草刈が和太鼓を乱れ打ち!山口も和太鼓のバチを手にしたかと思えば、それは光り輝きヌンチャクのように振り回され、サカナクションとビクターロック祭りのロゴマークを映し出す。