photo by 山内洋枝
10月28日、29日、30日と3日間、代々木第一体育館で開催された日テレハロウィンライブ2016の最終日、10月30日にDa-iCEが出演した。
大歓声が響き渡る中、花村想太が勢いよくステージに走り込んでくる。その姿は赤色の戦隊ものの衣装。「Da-iCEレッド!」と華麗に決めポーズを決めると黄色い声援が飛び交う。Da-iCEがハロウィン衣装での登場という事でファンの声援も一際大きい。
「Da-iCEブルー!」と颯爽と飛び込んできたのは和田颯。続いて「Da-iCEグリーン!」と工藤大輝が登場。「カッコイイ!」「カワイイ!」という声援が鳴り止まない。
続いて登場したのは何と花村と同じく赤色の衣装で登場した岩岡徹。「Da-iCEレッド!」と決めポーズを決める岩岡に混乱する花村。そこへ更に同じく赤色の衣装で半袖半ズボンの大野雄大が「赤!」と叫んで登場。
「5人揃って、Da-iCEレンジャー!」と花村以外の4人が決めポーズを揃えて走り出すと「待て待て待てー!」と花村がツッコミを入れる。
赤色が3人いる事について「おかしいだろ!」と突っ込む花村に対し、メンバーは「何で止めるんですか?」「大事なのは中身だと思います。」と反論。そしてオーディエンスも4人を擁護する声があがり、「花村 VS 全員」の構図になると「俺の味方はいないのか!」と叫び、会場は大爆笑。
「青や緑の人は赤が3人いたら嫌でしょ?」という花村が問いかけると、和田は青色の衣装を脱ぎ始める。すると下に赤色の衣装が着込んであり赤色衣装が4人に。そして工藤も緑の衣装を脱ぐと普通の赤色のTシャツが出てくる。
「4号車(緑)から5号車(赤)、Da-iCEレッド!」と、この日のトリを務める超特急のイメージカラーを交えたネタを披露し「5人揃って、赤レンジャー!」とポーズを決めると、花村が「もうええわー!」と絶叫。
まさかのコント展開からそのまま『FIGHT BACK』が始まり、『Back To The Future』へと繋いでいく。
ドタバタ劇から一転、その歌声と切れ味鋭いダンスの見事な融合で華麗なるステージパフォーマンスを披露。オーディエンスは大きくペンライト振りながらその見事なパフォーマンスに酔いしれる。しかし曲終わりに決めポーズの位置を取り合ったり、歌詞を「赤レンジャー」と変えたりと遊び心も忘れない。
Da-iCEとして仮装でステージをするのは初めてだと話すメンバーはそれぞれ興奮気味。ここで一旦衣装チェンジが行われた。新曲『恋ごころ』のMVで使用された白と黒のシンプルな服装で登場。雰囲気を一気に変えて歌われたのは11月2日にリリースされる新曲『恋ごころ』。
繊細で透き通るような歌声を響かせたと思えば、力強く想いを爆発させるように歌ったりと表現力の幅広さを魅せつける。そしてその世界観に驚くほど自然に入り込んでいくダンスパフォーマンス。その圧倒的なステージにオーディエンスは完全に魅了された。
Da-iCEレンジャーの後の『恋ごころ』、あまりに振り幅の大きすぎるステージ展開だったため大野が「受け止められるギャップ、受け止められないギャップ沢山あると思います。」と話すと会場は笑いに包まれる。「あと2曲は割と受け止めやすい楽曲を皆さんと一緒に楽しめたらなと思います。」と話し始まった『WATCH OUT』では軽快に明るく曲調と共にオーディエンスは定番の振りを一緒に行い、会場一体のパフォーマンスで盛り上がりをみせる。
ラストナンバーは大野の「準備はいいですか?」の囁きをきっかけにタオルを振り回す『パラダイブ』。メンバーが花道を進みセンターステージまでやってくると、大野が「ハロウィン大好きだ!」と叫び、バズーカでプレゼントが発射される。大熱狂の会場へ花村が「もっと大きく!」と煽るとDa-iCEが生み出した大旋風が巻き起こった。あらゆる要素で盛り上げたDa-iCEステージは大盛況の中、幕を閉じた。
(取材/文:山岸一之)
photo by 山内洋枝
10月30日 日テレハロウィンライブ2016
Da-iCE セットリスト
M1.FIGHT BACK
M2.Back To The Future
M3.恋ごころ
M4.WATCH OUT
M5.パラダイブ