“J-POPをビートにのせて世界中の人々をおもてなし”をコンセプトに、日本ならではのアニメソングとダンスミュージック&クラブカルチャーの最先端を世界へ届けるプロジェクト『OMOTENASHI BEATS』が、8月9日(日)にパーティーイベント「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」を開催した。
「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」は、ライブストリーミング配信プラットフォームTwitchにて視聴無料で実施。出演したのは、MOTSU、DJ RK、KikKuU、西尾夕香、アイデンティティ、DJ 高木美佑、MIMORI from kolme、立花繭子*、桜men(中村仁樹,大川義秋,匹田大智)、DJ ロシエル、DJ KOO、DJ 小岩井ことり、DJ 小宮有紗の豪華13組。約7時間にわたるイベントで、Twitterではトレンド最高9位にランクインするなど大きな盛り上がりを見せた。
MOTSU「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 2/14
トップバッターを務めたのは、日本で最先端の感性と嗅覚をもつラッパーとして、アニメ「頭文字D」主題歌をはじめ数々のヒット曲に携わってきた元m.o.v.eのMOTSU。皆勤賞となるMOTSUは、1曲目からm.o.v.e 「Blazin' Beat」、 fripSide「only my railgun」を選曲し。「ペース配分全くの無視です!」のMCの通り序盤からエンジン全開のDJプレイを披露し、それに反応するかのように視聴者もチャット欄を盛り上げた。「全世界へサイバー警報発令!」の煽りでALTIMA「CYBER CYBER」をラストに披露。
DJ RK「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 3/14
MOTSUからのバトンタッチを受け、前回オープニングDJを務めたDJ RKが登場。序盤ではW&W x Darren Styles feat. Giin「Long Way Down」をはじめとしたクラブサウンドで盛り上げ、自身の楽曲「Cute the Change」で視聴者を沸かせ、「やっぱアイドルもいいよなー」と視聴者のコメントを読み上げてでんぱ組.inc「でんでんぱっしょん」へ切り替えるとさらにヒートアップ。前回の「OMOTENASHI MATSURI AFTER TALK」で神尾晋一郎からも絶賛されたDJスキルを、短時間ながら存分に発揮した。
KikKuU「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 4/14
続けて繋いだKikKuUは、Moksi「Doorman feat. Chase - Curbi Remix」でスタート。「OMOTENASHI MATSURI盛り上がっていくぞ!!」と視聴者を煽りながら、自身の楽曲を織り交ぜつつ三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE「R.Y.U.S.E.I.」のマッシュアップやW&W ft. Kizuna AI「The light」などを披露。大日本ボカロ帝国「スピりCATS」、yuzen「our time」など好きな人には堪らない選曲とプレイでチャット欄を大いに盛り上げ、最後はm-flo loves melody. & 山本領平「miss you」で締めた。
西尾夕香「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 5/14
続いて、メディアミックスプロジェクト「D4DJ」や「BanG Dream!」で活躍中の西尾夕香が登場。DJプレイスタート前に乾杯から始めた西尾が最初に選んだ曲は、夏の定番曲T.M.Revolution「HOT LIMIT」。DA PUMP「U.S.A.」、「イナズマイレブン」のオープニング・テーマ T-Pistonz「立ち上がリーヨ」と続くと、視聴者からは「天才!」「懐かしい!」などのコメントが寄せられた。AAA 「BLOOD on FIRE」を選曲するとチャット欄は炎で埋まるなど、選曲と繋ぎで視聴者を楽しませた。自身の持ち曲Happy Around!「Dig Delight!」をラストに持ってくると、ファンからのコメントは「ついにきたか」「やっぱこれ!」「88888」と大絶賛で出番を終えた。
アイデンティティ「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 6/14 アイデンティティ「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 7/14
前回から新たに加わったお笑いパートには、お笑いコンビのアイデンティティが登場。「オラたちはDJじゃなくDB」と事前にTwitterにアップされた動画コメントで話していた通り、声優・野沢雅子のモノマネネタ=DB(ドラゴンボール)ネタを届けた。ネタ終わりには、トップバッターを務めたMOTSUが登場。この日が初めての顔合わせとなったMOTSUとアイデンティティだったが、アイデンティティ田島は「学生時代、頭文字Dを見ていてm.o.v.eも聴いていた」とフリートークを展開。MOTSUによってホワイトボードに書かれた適当な線をドラゴンボールのイラストに変える特技も披露した。
DJ 高木美佑「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 8/14
続いては、二度目のOMOTENASHI MATSURI出演となるDJ 高木美佑が出演。夏らしい楽曲や、自身の声優としての活動と親和性の高い楽曲を選曲し、所々振り付きのDJパフォーマンスを披露して視聴者を沸かせた。曲が変わる度、チャット欄ではその主題歌となっていたアニメの話題が上がり、当時を思い出す感想や、高木のDJプレイのクオリティーを絶賛するコメントで盛り上がった。
MIMORI from kolme「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 9/14
後半戦の皮切りには、OMOTENASHI MATSURIへの出演をきっかけにDJ活動を始めたMIMORI from kolmeが登場。初回から出演しているMIMORIは、今回も幅広いグッドミュージックの華麗なミックスを披露した。曲の繋ぎはリアルタイムでビートメイクするなど、回数を重ねるごとにDJスキル、見せ方が着実にアップしているMIMORI。選曲、衣装、VJ、どこを切り取ってもお洒落な空気が漂う、チルなDJタイムを提供した。
立花繭子*「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 10/14
続いて登場したのは、グラビアモデルやDJなど幅広く活躍中の立花繭子*。TOTALFAT「夏のトカゲ」からスタートさせ、BRADIO「スパイシーマドンナ」など夏らしい選曲を続けた。FACT、HEY-SMITH、SHANK、SiM、WANIMAなど、ライブキッズ歓喜のセットリストでDJプレイを披露し、視聴者からは「ライブに行きたくなった」「フェス行きてぇ〜!!」「色んなジャンルのDJがいて楽しい!」などのコメントが寄せられた。
桜men「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 11/14
DJタイムから打って変わって、イケメン和楽器演奏集団 桜menから中村仁樹、大川義秋、匹田大智が登場。「ジャパンカルチャーを世界に発信」というOMOTENASHI BEATSプロジェクトのコンセプトを意識させるライブを披露した。桜の背景とマッチした尺八、三味線、箏の音色で視聴者を和の世界に誘い、5月13日にリリースした桜menの1stアルバム『華の大演舞会』収録の楽曲パフォーマンスで和楽器の魅力・和の世界観を届けてくれた。「初めて見た!かっこいい!!」「鳥肌立つ」など、DJ中心のイベントの中で印象的なシーンを残した。
DJ ロシエル「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 12/14
次に出演したのは、今回がDJデビュー戦となった大人気コスプレイヤーのDJ ロシエル。ワルキューレ「ルンがピカッと光ったら」、三浦大知「(RE)PLAY」、相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」、AAA DEN-O form「Climax Jump」など、アニメ〜アイドル〜J-POPまで縦横無尽な攻めの選曲で大盛り上がり。「セトリ全部良い!」「繋ぎ上手!」などのコメントで溢れ、初挑戦と思えぬパフォーマンスで視聴者を魅了した。
続けて、皆がお待ちかねのレジェンドDJ・DJ KOOが登場。開催前日に誕生日を迎えた日本屈指の盛り上げ番長は、出演が恒例となったOMOTENASHI MATSURIで59歳初のDJプレイをスタート。TRF「BOY MEETS GIRL」からスタートさせ、Shuta Sueyoshi feat. ISSA「Over “Quartzer”」、PANDORA feat. Beverly「Be The One」など邦楽のみでプレイを構成。途中にDJ講座も交えつつ、終盤では小室哲哉の復帰作となった乃木坂46「Route 246」を選曲し視聴者のボルテージを最高潮に上げ、OMOTENASHI MATSURIの終盤へと華麗に繋いだ。
小岩井ことり「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 13/14
続いては、声優として活躍中ながら、出演作「アイドルマスター ミリオンライブ!」で楽曲提供などもしているDJ 小岩井ことりが出演。DJブースと化した自宅からの配信となり、チャット欄では選曲やミックスもさることながら、機材までにも注目が集まった。今回の出演者の中で最多楽曲のDJプレイとなったが、セットリストには本人が作詞作曲歌唱の天空橋朋花 (CV.小岩井ことり)「Sister」も選曲し、ファンからは「究極の地産地消!」とコメントが寄せられた。
DJ 小宮有紗「OMOTENASHI MATSURI -2020 August-」 画像 14/14
トリを務めたのは、OMOTENASHI BEATSプロジェクトにてDJ活動を始め、ノンストップ・ミックスCD「SUPER OMOTENASHI BEATS vol.1 × DJ 小宮有紗」をリリースしているDJ 小宮有紗。DJ活動でおなじみとなった和風の衣装で登場し、仮面ライダーGIRLS「レッツゴー!! ライダーキック」から始まりチーム“ハナヤマタ”「花ハ踊レヤいろはにほ」、ARP「Burn it up」等々、選曲センス、DJスキルの成長と、無観客ながら画面の向こうを盛り上げる巧みさを感じさせた。
ラストは恒例の締めとなりつつある、H Jungle With tの「WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント〜」で全出演者がワイプで一画面に集結。ライブ最初から最後までが全てがハイライトのような、あっという間の7時間の「OMOTENASHI MATSURI」の幕を閉じた。
「OMOTENASHI MATSURI」は、来月9月6日(日)に次回開催が決定。日本の新たなDJカルチャーシーンを作っていくパーティーから、目が離せない。
<OMOTENASHI MATSURI 次回予告>
開催日:2020年9月6日(日)
出演者:DJずっ from i☆Ris/MIMORI from kolme/DJ'TEKINA//SOMETHING/DJ NATSUMI/DJダイノジ and more