オンライン上で9月26日に開催された『氣志團万博2020 ~家でYEAH!!~』に米米CLUBが登場。2017年の氣志團万博でも千葉県・袖ケ浦海浜公園のステージで、大きなインパクトを与えてくれた彼ら。オンライン開催でも、独自のソウルフルなパフォーマンス、そして遊び心と悪ふざけは健在。彼らにしかできないエンタメ要素のたっぷり詰まったステージを楽しませてくれた。
今年は米米CLUBにとって、結成35周年を迎える大きな節目の年。本来は10月から全国ツアーを開催する予定だったが、新型コロナウイルスの影響により延期となり、無観客配信ライブが実施されることになっている。ファンにとって大いに期待されるワンマンライブを前に突如飛び込んできたうれしいニュースが、今回で2回目となる氣志團万博への出演だ。
米米CLUB photo by 上山陽介 「氣志團万博2020 ~家でYEAH!!~」 画像 2/9
1曲目は『あそぼう』。「待たせた分だけ遊ぼう」という歌詞がなんとも今の時勢にぴったりの曲だ。「リスペクト氣志團ー。大好きだー」カールスモーキー石井がごきげんなシャウトを響かせる。そして2曲目は懐かしのナンバー『愛 Know マジック』。心のネジがゆるむようなごきげんなサウンドが気持ちいい。
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「氣志團のみんな!米米CLUBのこと、忘れないでいてくれてありがとう!会場、こんなに楽しいのにお客さんはお茶の間なんてホントに気の毒だあ」独特の毒のある石井のMCが始まった。「リスペクト氣志團!やっぱ(こうしてステージに立てるのが)うれしくてしょうがないんだなぁ。しかも金取ってライブ見せられるってのはホントにうれしいよね。ホントに俺たちのためにドラゴンアッシュが盛り上げてくれて。次は氣志團がパッとやるんでしょ?」ステージに立てる喜びに満ちたMCは見ているこちらまでハッピーな気分にさせてくれる。
「続いてはヒットメドレー!」石井の掛け声から大ヒット曲『君がいるだけで』のイントロが始まったと思いきや「君!いるっ!」で終了。ガクッときたところで、続いて流れてきたのは『浪漫飛行』のイントロ。さっきみたいに、またすぐ終わらせちゃうんじゃないだろうなぁ…という不安をよそにしっかりとフルで楽しませてくれた。
ここで笑い声を響かせながら登場したのはジェームス小野田。米米CLUBといえば、カールスモーキー石井とともに忘れてはならないのがこの男。山本リンダの曲を小野田が歌うパフォーマンスは、米米CLUBライブのお約束だ。今回は『どうにもとまらない』をシャウト。ステージ上のパフォーマーたちも曲の合間に「リンダ!」と相の手を入れてステージを目一杯楽しんでいる。これぞ米米CLUB流エンターテインメント!
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続いても踊らずにはいられない超ごきげんなナンバー『Shake Hip!』。この曲でもパフォーマーたちが自らモンキーダンスを踊りステージをこれでもかと盛り上げる。間奏では「氣志團万博!」「一度はおいでよ!」のコール&レスポンスが繰り広げられ、さらにホーン隊が花道で一斉に自慢の音を響かせる。曲のクライマックスではみんなでジャンプで締めくくるのだが「一緒に跳ぼう!せーのっ!」「って言ったらジャンプだよ!」このヒッカケも米米CLUBのライブではお約束だ。
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『Shake Hip!』でバッチリ決めた直後、唐突に花道に飛び出しアカペラで歌い出す石井と小野田。歌うのは演歌調のデュエット曲『アバンギャルド』だ。目の前のカメラを覗き込むようにふざけながら歌う二人の様子にあっけにとられているうちに、ステージ上のメンバーはとっくにフェイドアウト。石井と小野田もこの曲をこぶしを込めて歌い終えると「やーやーよかった。リハーサルよりうまくいったよね」肩を組んでステージを去るという、なんとも不思議な後味で米米CLUBのステージは締めくくられた。
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氣志團万博2020 ~家でYEAH!!~
氣志團セットリスト
M1.あそぼう
M2.愛 Know マジック
M3.君いる!〜浪漫飛行
M4.どうにもとまらない
M5.Shake Hip!
M6.アバンギャルド