GALAXY STAGEのトップバッターを務めるのは元AKB48の前田敦子。
ノースリーブの黒ワンピースにニーハイブーツでステージに登場すると、バックバンドの演奏に合わせて「君は僕だ」を熱唱。初のロックフェスということでス タートは少し緊張した様子だったが、会場の後方まで埋め尽くされるファンの大きな声援が会場を包み込むと、あっちゃんスマイルでリズミに乗って歌い上げて くれた。
続いての選曲はAKB48卒業後初のソロシングル「タイムマシンなんていらない」。ドラマ「山田くんと7人の魔女」の主題歌としてもお馴染みの曲をテンポ 良く歌った後は一息付いて会場のファン達に語りかけた。「では続いては私の大好きな曲を聞いてください」そう言って歌い始めた「頬杖とカフェ・マキアー ト」はしっとり切なく、ソロデビューシングル「Flower」は一途で一生懸命さが伝わるような笑顔と歌声でライブを楽しんだ様子。
後半ではMCにも力が入る。「皆さん今日は1日楽しんでいますか?私、去年の31日、ここに来ていたんです。くるりさんを観ながらカウントダウンしました よ。だからこうして呼んで頂いたことにビックリで!」この言葉に場内からは「ええええ!」と驚きの声が。そして、バックバンドのメンバー達を一人ずつ紹 介。ギターには藤井一彦(THE GROOVERS)、ベースにウエノコウジ(the HIATUS)、ドラムに白根賢一(GREAT3)、キーボードに高野勳、コーラスに廣野有紀と実力派が勢揃いする豪華なバックバンドにファンも大興奮。
ラストを飾る歌は3月5日にリリースされる通算4枚目のシングル「セブンスコード」。
この新曲から派生した映画「Seventh Code」は第8回ローマ国際映画祭にて2冠達成した黒沢清志監督×前田敦子主演の作品として話題にもなった。
自身初のロックチューンでオーディエンスの熱気も最高潮。
最後の最後には、ジャンプで尻もちをつきながらも「楽しかった〜!みなさん良いお年を!!この後も豪華なアーティストの方々がたくさん出るので楽しんでいってね!」と生ライブだからこそ味わえるプチハプニングも。
明るくポップなライブパフォーマンスで場内のオーディエンスに元気を分けてくれる、新しい前田敦子をお披露目してくれるそんな見どころ満載のステージとなった。
(取材/文:小川いずみ)
前田敦子 SETLIST
M-1 君は僕だ
M-2 タイムマシンなんていらない
M-3 頬杖とカフェ・マキアート
M-4 Flower
M-5 セブンスコード
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