11月25日、恵比寿CreAtoにてヴァイオリニスト・Ayasaのワンマンライブ「Ayasa Theater episode 1」が2部制で開催された。
ステージの大型モニターに流れる映像と連動した斬新なライブ演出もあり盛り上がりをみせた。
WWSチャンネルでは、20時半からの2部の模様をお届けする。
20時過ぎからすでにフロアは満員状態で開演をいまかと待ち侘びるファンで賑わっていた。20時半ジャストに幻想的なSEとともにAyasaが登場!
メリーゴーランドに乗っているかのようなファンタジーの世界観が感じられる曲調の『回転木馬の惑星』からライブはスタート。
オーディエンスの手拍子を煽り、そのまま10月19日にリリースした3rdミニアルバム「CHRONICLEⅢ」に収録されている楽曲、『君と僕と蒼い月』へと続いていく。
「あらためましてヴァイオリニストのAyasaです。沢山の方が遊びにきてくださってありがとうございます。今日はみなさんと一緒に楽しい時間を過ごせたらと思います!」と挨拶。
「ワンマンライブは今年の3月以来半年ぶりですね。
今年思い出深かったのはXperiaの携帯のCMに出演させていただいたことです。(CMへの)出演だけでなく。CM楽曲をストリングスバージョンで演奏させていただきました。次にその楽曲を聴いてください!」
重厚なヴァイオリンのアレンジの『VOICES〜strings ver.〜』が演奏されると観客は一様に幻想的な世界に引き込まれ、この楽曲を皮切りにバラードブロックに突入。
続けて演奏された『千年ワルツ』では叙情的なメロディに合わせて光が飛び散るような映像演出も加わり、綺麗な空間を作り上げた。
一瞬の沈黙のあと、街中の雑音をバックにAyasaのナレーションが入り、青白い光に照らされて『雪になれなかった雨』のメロディが始まると、会場全体が切ない情緒的な空気に包まれ、その場にいる誰もがしんみりとした趣に。
そこから一転、ライブで初披露となった『CHRONICLEⅢ』に収録されているアッパーチューン『唐繰坂殺人事件』では激しいドラムサウンドに合わせて、赤色に染まったLEDモニーターで繰り広げられる斬新な映像の演出もあり、会場は急激にヒートアップをみせた。
「今日はAyasa Theaterということで映像と音楽を使って表現しています。
より楽曲の世界観をお届けしたいなと思い、この日のために特別な映像たちを用意してお届けしてます!みなさん映像はいかがですか?」とAyasaが問い掛けると、場内から大歓声が起こる。
続いてAyasaが参加しているプロジェクト・音卓の騎士から『Organized Noise』が披露されると、エッジのきいたギターリフと、ハードなドラムサウンド、メロディアスなバイオリンのフレーズが絡み合い、ロックファンならずともスピード感溢れるカッコ良すぎる展開で観客をエキサイトさせると、そのまま『東京2020』へ続く圧巻の流れで場内はヒートアップしていく。
さらにAyasa鉄板のアゲ曲『Spectrum』で畳み掛け、「ラスト盛り上がっていけますか?」とAyasaが煽り、アバンギャルドなリズム感が特徴の『Rosenkreutz』で最後まで魅せ、本編は終了。
当然のごとく手拍子からアンコールがおきて再びAyasaがステージに登場!
ボーカロイドとコラボした『Ding,Ding,Ding!』がキャッチーに披露されたあと、ライブでは定番の『Re:birth』が勢いよく演奏され、盛り上がりは最高潮を迎えた。
「私はヴァイオリンはずっと弾いていきたいと思ってますが、もしかしたら何かの拍子でもうバイオリンを弾きたくないと思うかもしれません。でも皆さんがいる限りそれはありません。
与えられたステージは全て大事に、毎回最後だと思うぐらい頑張りたいです。
これからも精進して努力していきますので、よろしくお願いします!」と最後にメッセージを送った。
ラストはAyasaのソロとしての歴史が始まった『CHRONICLE』。
2部の最後であるにもかかわらず全く疲れをみせない全力で迫真のパフォーマンスで有終の美を飾った。
12月21日にはこれまでで一番多くのアーティストが関わっているという4thアルバム「CHRONICLE Ⅳ」のリリース、来年1月25日には初のベストアルバム『BEST Ⅰ』のリリースが発表された。
さらに1月27日に同じく恵比寿CreAtoでの「Ayasa Theater episode 2」の開催が決定!2017年もまたAyasaが音楽シーンを盛り上げてくれるに違いない。
Ayasa Theater episode 1
2016年11月25日 恵比寿Creato
セットリスト:
M1:回転木馬の惑星
M2:君と僕と蒼い月
M3;百日紅
M4:VOICES〜strings ver.〜
M5:LIFE CLOCK
M6:千年ワルツ
M7:雪になれなかった雨
M8:唐繰坂殺人事件
M9:Organized Noise
M10:東京2020
M11:Spectrum
M12:Rosenkreutz
EN1:Ding,Ding,Ding!
EN2:Re:birth
EN3:CHRONICLE