(写真:鳥居洋介)
11月29日、Zepp Tokyoにて、「SPYAIR TOUR 2016 RAGE OF DUST」東京公演が開催された。
満を持して迎えたSPYAIRの東京公演はSOLD OUTで、開場した途端に1Fのスタンディングエリアがオーディエンスで埋め尽くされた。
会場には2Fのスタンディング席も含め3000人近くのファンが押し寄せていた。
(写真:鳥居洋介)
開演前から多くのファンが期待を寄せている中、初めにステージに登場したKENTA(Dr.)のドラムソロから勢いよくライブがスタート。
まずは挨拶代わりにハードな演奏で重低音を響かせる。
(写真:鳥居洋介)
序盤からアップテンポなナンバーで会場のボルテージは徐々に上がり、外の寒さを完全に忘れさせてくれる程の盛り上がりをみせる。その中でもキャッチーなボーカルメロディーから始まった『GLORY』では、リズム隊も息のピッタリ合ったパフォーマンスで疾走感抜群の楽曲を盛り上げる。
サビでは「Stay Gold」と観客が声を大に叫び、それに応えるかのようにまっすぐ歌いきるIKE(Vo.)。これまでSPYAIRが歩んできた道のりを描いたような歌詞には、心を奪われるものがあった。
続いて披露された2012年第1弾シングル『My World』は、壮大なメッセージソングで、ハードなギターサウンドに合わせてIKEの力強いボーカルが響き渡りオーディエンスを圧倒する。
(写真:鳥居洋介)
そしてSPYAIRの代名詞と言えばこの曲、『現状ディストラクション』もかつてないぐらいの盛り上がりを見せた。ライブでは定番となっていて、観客のほとんどは聞いたことがあるであろうナンバーであるが、場内の掛け声や拍手など一体感が凄まじくますますヒートアップしていく。
『INCOMPLETE』に続いて、心地よい疾走感がウリの『イマジネーション』も披露。曲中、UZ(Gt.)によるメロディアスなギターソロがあり、熱いサウンドを轟かせた。
(写真:鳥居洋介)
最後にIKE(Vo.)のMCが入り、「これからもステージに立ち続けるし、音源も出し続ける。だからお前達もついてこいよ!」「ラスト一曲、ロックなやつやるぞ!東京かかって来れんのか!」と熱く煽り、このツアーのテーマでもある『RAGE OF DUST』を披露。重圧なサウンドにIKEの硬質で力強い歌声が響き渡る、まさにSPYAIRのロックを魅せつけてくれた。
SPYAIRの今後の予定であるが、12/29からアリーナツアー「真冬の大サーカス」が東名阪で決定しており、ますますの活躍が期待される。
(取材・文:中谷憲都)