2016年12月6日、東京国際フォーラムホールAにて『YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR 第二弾』の東京公演初日がいよいよ幕を開けた。
先日5日の大阪城ホールを皮切りに始まった今回のツアー。6日~8日の東京国際フォーラム、12月29日の香港公演を経て、年明け2017年1月12日、13日にはいよいよクラシック音楽の殿堂ニューヨーク・カーネギーホールに挑む。
4歳でピアノを、9歳で作曲を始めた本人が「夢だった」と語るカーネギーの舞台をついに踏む日がやってくる。その前哨戦となる今回の日本公演。2014年に10カ国を巡ったクラシックワールドツアー以来約2年ぶり、オーケストラとの共演に至っては2002年のシンフォニックコンサートから実に14年ぶりだというこのツアーへの期待値は高く、チケットは日本公演全てがソールドアウト。
また、業界人や文化人にファンが多いYOSHIKIならではの豪華な顔ぶれがVIPとして、日本のみならず世界各国から集まった。
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1999年天皇陛下御即位10年奉祝曲「Anniversary」や、2005年日本国際博覧会「愛・地球博」公式イメージソング「I’ll Be Your Love」、2012年、2013年ゴールデングローブ賞テーマ曲「Golden Globe Theme」など、これまで彼が発表してきた壮大なスケールの楽曲たちに加え、自身が影響を受けたというベートーベンやチャイコフスキーのクラシック楽曲、更にはオーケストラバージョンにアレンジされた「KURENAI」「Forever Love」「Tears」などのX JAPANの代表曲たち、そして待望の新曲「La Venus」もお披露目されるといった、なんとも贅沢な内容。
オペラシンガーを迎えての「MIRACLE」の迫力は圧巻の一言。観客席からも思わず感嘆の声があがるほど。はるばる海外から呼び寄せた指揮者やゲストボーカリスト、そして美しいライティング演出が幻想的な空間に花を添える。
最後は観客が一体となり、名曲「Endless Rain」の大合唱。まるで観客までもが演出の一つになったかのような感動のエンディングは、通常のクラシックコンサートでは到底見る事のできないYOSHIKIだからこそ成せる業だった。
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2014年X JAPANとして、ロックの殿堂マディソン・スクエア・ガーデン公演を成功させ、次に待つのはクラシックの殿堂カーネギーホール。共演するのは、日本で最も古い歴史を持ち、2015年度CNN・世界におけるトップ10オーケストラの一つに選ばれている、あの東京フィルハーモニー交響楽団。
「僕のルーツを感じてもらえるような、そんな公演になると思う。」彼自身そう語る今回のクラシカルツアー。総勢48名のオーケストラ部隊と共に放たれるその音のパワーに、誰もが圧倒されるはず。
来春3月にはロンドンのウェンブリーアリーナでの公演も控え、まだまだ続いていく彼の挑戦。「子供の頃の夢が次々と叶ってきている。」と、事あるごとに口にするYOSHIKI。 前人未踏の2大殿堂制覇へ、その一歩を遂に踏み出した。
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