(C)HEADWAX ORGANIZATION CO., LTD. / photo by Hisao Yamaguchi
12月11日、CLUB CITTA'にてX JAPANのギタリストとして、ソロアーティストとして活躍し、1998年に永眠したhideの誕生日を祝う『hide Birthday Party 2016』が開催され、SPEED OF LIGHTSが出演した。
宇宙服に身を包んだインパクト抜群の姿でCUTT(Vo&G)、RUI-Z(Ba)、SHOKO(Key)、JUNYA(Dr)が登場すると会場は歓声に包まれる。
スクリーンに映るhideの写真が見守る中、CUTTが「皆でhideさんの誕生日に宇宙船を飛ばしましょう!」と叫び、「3、2、1」とオーディエンスにカウントダウンを求め、そのエネルギーが会場いっぱいに満ち溢れたところで『SPEED OF LIGHTS』からステージはスタート。曲中にはソロパートでメンバーそれぞれが演奏し、その見た目のインパクトだけでなく演奏力の高さを存分に魅せつけた。
画像 2/3(C)HEADWAX ORGANIZATION CO., LTD. / photo by Hisao Yamaguchi
ここでメットを外し素顔がさらされると、CUTTが「今日はこの『hide Birthday Party 2016』で今年最後の締めくくりとなるライブが出来る事を心から光栄に思います!」とその喜びを話した。
続いて『Weightless Flight』ではタオルを回し会場一体のパフォーマンスで会場を盛り上げた後の『宇宙無双』では「エイリアンが接近している」という緊急アナウンスが入る。ここでこの日すでにステージを終え、そして先日2マンライブを行ったばかりの戦友・カルメラが登場しコラボ演奏を開始。キャッチーなサウンドに更なる厚みが増し、極上の音楽を奏でてくれた。
「最高ですね、嬉しいな。」と思わず呟くCUTTの前に今度はゲストのJOE(MADBEAVERS/RIDER CHIPS/44MAGNUM/hide with Spread Beaver)がドラムに加わり切れ味鋭い圧巻のドラムソロを披露。その迫力に歓喜の声があがる。それに触発されたのはJUNYA。負けじとドラムソロを披露。
するとJOEも「そんなものか?」と言わんばかりに叩き返す。96年hide 2ndツアー『PSYENCE A GO GO』ツアーでのドラムソロの再現とばかりにドラム同士の激しい打ち合いが始まり最後はセッションプレイを行いオーディエンスの心に強く響き渡らせた。
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「最後はJOEさんと一緒に!僕ら宇宙船だからROCKET DIVE!」
ラストナンバーはhideの名曲『ROCKET DIVE』を披露。宇宙船をテーマにしたSPEED OF LIGHTSにピッタリの楽曲。hideの要素を活かしながらもSPEED OF LIGHTSらしさをしっかりと出したサウンドで盛り上がりは最高潮を迎え、曲中にはhideのバースデーを祝うパートが加えられた。
祝福ムードいっぱいに包まれた空間を生み出し大盛況の中、SPEED OF LIGHTSステージは幕を閉じた。
(取材/文:山岸一之)
12月11日 hide Birthday Party 2016
SPEED OF LIGHTS セットリスト
M1.SPEED OF LIGHTS
M2.Weightless Flight
M3.宇宙無双(ゲスト:カルメラ)
M4.ドラム・ソロ(ゲスト:JOE)
M5.ROCKET DIVE(ゲスト:JOE)