ポプコンの名曲を夜のラジオで何度も聞いた。コロナ禍によって活性化されたオンラインコンサート。また皆さんのお手元のスマホやパソコンで僕たちを夢中にしたくれた若いアマチュアミュージシャンが作った音楽を聞ける時代がきた。昭和、平成、そして令和と3つの時代をまたいで届く名曲たちのオンラインコンサート。ポプコン公認イベントは2021年もオンラインコンサートとして初の2日間開催が決定した。
【日程・出演者】
Vol.1
5月23日(日) 開場16:00/開演17:00
出演者:相曽晴日、石川優子、伊丹哲也、高原兄、Chage
ミュージシャン:澤近泰輔、円山天使、鯉沼彰(五十音順・敬称略)
Vol.2
6月19日(土) 開場16:00/開演17:00
出演者:石川優子、辛島美登里、クリスタルキング・ムッシュ吉﨑、
庄野真代、三浦和人
ミュージシャン:澤近泰輔、円山天使、鯉沼彰(五十音順・敬称略)
【主催】 僕らのポプコンエイジ事務局
【企画・制作】 僕らのポプコンエイジ事務局
【入場料】配信チケット:3,960円(税込価格)※アーカイブ有り
【チケット販売】 2021.4.14 ~公式サイト、各アーティストサイトにて販売開始
【公式サイト】 http://popconage.com
【公式facebook】 https://www.facebook.com/Popconage/
出演者からのコメント:
相曽 晴日
今年も『僕らのポプコンエイジコンサート』の季節がやってきました。ソロに加えて、驚き?のコラボ ワクワク ドキドキ♪ 楽しみにしていてくださいね。今だから改めて感じる音楽のチカラ 爽やかな風をお届けたいです。楽しみながらがんばります~♪
石川 優子
「皆さん、お元気ですかぁ今年もポプコンエイジコンサートを、配信でお届けできることになりました!2回目の配信は、去年よりもちょっと慣れるかなぁ 何を歌おうかな~🎵 5月のコンサートはあの曲、6月にはこの曲を、と、今いろいろ思案中です。この日は、マスク無しで、最前列で楽しんで下さいね。(あ、お友達と見るならマスクはアリ、だね)コロナ禍はまだ大変な状況ですが、お互い元気でお会いしましょう! Stay home , stay safe !」
伊丹 哲也
ポプコンと言えば青春の1ページ!
夢に燃え駆け上がったつま恋のステージを今も胸の奥に熱くしまい込んでいます!時には胸の奥から引っ張り出します!思い出よ!力となれ!
辛島 美登里
今年も「ポプコンエイジ」の季節がやってまいりました。ずっと元気で活躍されてる大先輩と一緒に、三回り?したくらいの名曲がまた新鮮に響くからすごいです!そして、リアルタイムでず〜っと応援してくださってる音楽好きのあなたに会えるのが本当に幸せなこのコンサート!昭和・平成・令和と、時を経て色んな場所でひとつになれる音楽の魔法。今回も選曲にこだわりました!お楽しみに♡是非、ご家族三世代でお楽しみください。
庄野 真代
私は高校時代からポプコンのステージで歌う機会を頂いてきました。ステージと客席を行き来する緊張感と熱気、そこにコンサートの醍醐味がある!!と思ったものです。しかし、オンラインという新しい伝達法が期せずして確立し、私でさえも配信ライブをする時代になりました。「集まる」から「繋がる」へ。音楽は距離も時間も越えてあなたの心に届きます。私には見えるんです、沢山の笑顔が。ステージからの想いを受けとって下さいね。
高原 兄
第22回ポピュラ―ソングコンテスト グランプリ第12回世界歌謡祭 クランプリ 今はみんなが 知らんプリの元アラジン 完全無欠のロックンローラーの高原 兄です あれから40年たってしましました デビュー40周年の記念も無く 富山県でひっそり暮らしています しか~し あの時のパワーだけは今も健在です(気持ちだけは)バリバリにテンション上げて、ツッパッテ!と叫びますので皆さんの掛け声はソーシャルディスタンスで そこんとこヨロシク!
三浦 和人(※提供写真) 画像 8/9
三浦 和人
今年も配信という形で、この「僕らのポプコンエイジ」コンサートが開催され、そこに参加出来る事を、とても嬉しく思います。今まで会場に足を運びたくても叶わなかった人からの、配信なら参加できる、という声に、新しい発見と共に、やる事の意義を感じています。コロナ禍で大変な中、心に灯す光が「音楽」であるという想いを胸に、参加してくれる皆さんや、共に演奏する仲間達と、目一杯楽しみたいと思います。
クリスタルキング・ムッシュ吉﨑
「僕らのポプコンエイジ」の生配信ライブ!!今からわくわくドキドキしていますよ。「Don’t Stop The Music!」 ですね~~。 骨董品爺歌手より
Chage
今年も風薫る季節にポプコンエイジが帰ってきます。あなたの好きな食事と飲み物と一緒に素敵な楽曲を最前列でお楽しみ下さい。
澤近 泰輔(バンマス・ピアノ)
「この春はポプコンエイジふたたび!こころのワクチン、ぜひご覧ください!」
円山 天使(ギター)
ポプコンエイジの季節がやって来ました。今年も沢山の名曲達に身を委ねたいと思います。
皆様それぞれの特等席で是非ご覧ください。
鯉沼 彰(パーカション)
去年に引き続き、今年も参加させていただきとても嬉しいです!楽しんでいただけるよう精一杯演奏させていただきつつ、僕も楽しみたいと思います!
僕らのポプコンエイジを振り返って:
2016年に初開催された「僕らのポプコンエイジ」は、ヤマハポピュラーソングコンテストの本選会に出場したアーティスト達が集う夢のステージだ。2016年に都内近郊3か所行われたステージだが、2017年は初の大阪公演を含む全4か所で開催された。
70年代~80年代にかけて胸を熱くした名曲を同じ空間で体感できるというのは、ポプコンファンにとっては何にも替えがたい喜びだろう。会場に足を運んだのは、かつて「コッキーポップ」という番組に熱狂した世代の方々が中心だったのではないだろうか。約2時間のタイムトリップを体感できたはずだが、それは過去を懐かしむのではなくかつて自分の中にあった「熱さ」のようなものを思い起こすための時間旅行だったかもしれない。
三浦和人と共に司会進行したChageがトークで「5歳若返るアンチエイジングなコンサート」と冗談交じりに会場を沸かせたが、あながち冗談でもなかったような気がする。かつて憧れていたアーティスト達が目の前でパフォーマンスを繰り広げているのだ、その瞳が輝かないわけはないだろう。コンサートを観る事で、アドレナリンやドーパミンのようなものが脳から発されるのだとしたら「僕らのポプコンエイジ」はある意味アンチエイジングなコンサートなのかもしれない。
21世紀に入り、音楽のフォーマットは目まぐるしく変化し名曲が生まれにくくなっているが、昭和の時代にヒットした多くの曲たちが様々なアーティストによって歌い継がれ、若い世代からの再評価も非常に高い。ここ近年ではレコードやカセットがブームになっており、デジタルにはないアナログなものが求められているようだ。便利な世の中になることで、おろそかにしがちな人と人の「温もり」のようなものに飢えているのかもしれない。この「僕らのポプコンエイジ」は世知辛い日々の暮らしの中で、つい忘れがちになるかつての宝物を思い起こすことのできる、温かな空間なのである。
この「僕らのポプコンエイジ」を体感する事で、かけがえのない名曲たちを次世代に伝えて行きたいと強く感じたが、今後毎年同じ時期に、お互いに元気な姿を確認し合えるような安らぎの場所になることを願ってやまない。
TEXT: 長井英治
僕らのポプコンエイジ とは…:
1969年、アマチュアのための作曲コンクールとして合歓の郷で始まった「ポピュラーソングコンテスト(通称ポプコン)」。
ここから、井上陽水、佐野元春、長渕剛、世良公則、玉置浩二、中島みゆきなど、数え切れないほどの実力派ミュージシャンが羽ばたいていきました。
ポプコンと並行してヤマハは、バンドを対象とした「ライト・ミュージック・コンテスト(LMC)」、関西の「8.8 Rockday」や関東の「EastWest」、そして各国のアーティストを日本武道館に結集させた「世界歌謡祭」なども開催。新たな音楽が生まれる土壌を整えるとともに、テレビとラジオの双方で展開した音楽番組「コッキーポップ」を通じ、コンテストで生まれた楽曲の数々を全国へと発信し続けました。
地区予選や周辺のコンテストまで数えると、1970~80年代中盤までに登場したフォーク・ロック系ミュージシャンのほとんどがヤマハの洗礼を受けたといっても過言ではありません。チューリップ、オフコース、サザンオールスターズ、シャネルズ(ラッツ&スター)、チェッカーズ、久保田利伸…大成したアーティストだけでも枚挙に暇がないほどです。
そしてまた、その時代をともに過ごしたリスナーたちも同様です。アーティストと思いを共有し、一体となって、新しい音楽のムーブメントを築き上げていったのですから。
音楽は常に思い出とともにあり、自分が歩いてきた人生と切り離せないもの。いわば永遠にきらめく宝物ですが、それがあの頃の名曲たちだと胸を張って思える世代が、まさしく「ポプコンエイジ」なのです。
あなたの人生を彩る、大切な1曲は何ですか? あなたも心の同窓会に参加しませんか? そして、ポプコンエイジを代表するアーティストたちと一緒になって、楽しいステージを作ろうではありませんか。
懐かしい思い出を呼び覚ます名曲の数々はもちろん、当時では考えられなかった夢のコラボレーションなど、趣向を凝らしたステージと心弾むひとときがあなたを待っています。
TEXT:中崎あゆむ