6人組コーラスグループのDEEP SQUADが4月12日、4thデジタルシングル「2words」をリリースした。
DEEP SQUAD 4thデジタルシングル「2words」ジャケット 画像 2/2
「2words」は、忘れたいのに忘れられない相手への想い、伝えられない揺れ動く感情を描いた男性目線の切ないラブソングでDEEP SQUADの真骨頂と言えるミッドバラードソングになっている。
Music Videoは、宇原雄飛、杉山亮司、比嘉涼樹の3人が初の演技に挑戦しているほか、6人のメンバーのエモーショナルな歌唱シーンで構成された切ないラブストーリー仕立てに。さらに、宇原雄飛、杉山亮司、比嘉涼樹のそれぞれのメンバーにフォーカスしたver.も今後公開予定となっているのでお楽しみに。
【メンバーインタビュー】
ーー新曲「2words」ですが、制作の経緯はどのように?
TAKA:実は新メンバーが入ってすぐの時からあった曲で、かなり温めていました。「絶対いい!」と全員一致だったので、よきタイミングでリリースしなければと。今回いよいよ発表するということで、パート分けは試行錯誤しましたね。特にサビをミックスボイスで歌って雰囲気を出すアプローチに初めて挑戦しています。3人のDEEP時代にはやっていなかったことなので、誰の声やニュアンスが合うのかはレコーディング前から手探りで、何度も試しましたね。
杉山:歌割りはレコーディングしながら何度も変更がありましたが、僕も任されたからにはしっかりピュアな世界観を伝えようと意識しました。
KEISEI:リリックの内容的に、若い3人が前半を歌うのがいいと思っていたのですが、そこに自分たちがどう乗っていくのかが難しいところで。
ーーメロディを変えながら〈好き〉という言葉が3回連続で出てくる展開が印象的でした。
比嘉:その部分を新メンバーが歌った方がいいと提案いただいて、最初は亮司になったんです。今回も僕は「Aメロ合うんじゃない?」ということで、一番手を任されました。
宇原:僕はサビを歌っているのですが、伝えたくても伝えられない、自分の心にしまっておくようなリリックなので、それを表現したくてささやく感じで歌っています。男性は共感してくださる人が多い気がしますが、僕も似たような経験を思い浮かべながら歌いました。
ーーリリックの質感は解釈の余地があって、リスナーによって思い浮かべるイメージが違う気がします。
YUICHIRO:〈一緒にいる理由が/いられない理由に負ける〉という歌詞ですが、僕もそういう経験があるんですよ。その時のことを鮮明に思い出しましたね。手が届く距離にいるのに、一緒にいれなくなる辛さを声で伝えられたらと。前作の「あなたが迷わずに」は歌い上げ系のバラードでしたが、今回はミックスボイスで心の声をつぶやくような感じですね。イメージや気持ちの持っていき方には絶対の自信があったので、「2番のサビは歌わせて!」という感じでした。
ーーレコーディングについてはいかがでしたか。
宇原:エンディングは僕の声だけになるので、そこは何度も録り直してこだわりましたね。息を振り絞って切なさを表現しました。
杉山:僕はアプローチを何パターンか準備してからレコーディングに臨むのですが、今回は少しグルーブが立つような、話している感じで歌うのが一番合っていましたね。今までは自分のやりたいスタイルでやるとグループの中では浮いてしまうので、抑えることが多かったんです。でも「一度思いっ切りやってから削っていく方がいい」というアドバイスをもらって、また成長できたと思います。
KEISEI:基本はAメロから順番に録っていくんですよ。やっぱりマイクリレーが大事だと思うので、前の人が歌ったニュアンスを感じながら繋いでいった方が1曲としての完成度やまとまりが高まりますね。歌って年を重ねていくと味が出てくるんですが、作品を重視するという意味では、歌詞の世界観を忠実に構成しないといけない。若い3人の歌を聴いて「自分のビブラート深いな」と思って少し浅くしたのを覚えています。
本来はトラック、メロディ、歌詞がある中で、経験とともに歌い方が自由になっていくんですけど、作品を重視するから引き締めて歌わないといけないなと毎回感じていますね。そこのバランスを見ながら、引き出しを増やせるのがシンガーとしては理想です。
TAKA:僕も「2words」の声の質感について若い3人に影響されたと思ってます。自分は力強さを出しがちなボーカリストなんですよ。でも曲の雰囲気的にはフレッシュや若さという点で、前半の3人に寄り添った方がいいなと。らしさを出したのは自分が歌ったBメロの後半部分だけで、他の部分は新しい自分の声を引き出してもらった気がします。
ーーMVでは宇原さん、杉山さん、比嘉さんの演技シーンが新鮮でした。これについても教えてください。
杉山:雄飛は彼女と幸せだった時間を表現していて、涼樹は上手くいってないけどデートは重ねているという“難しい時期”のシーン。僕は別れを告げられて絶対振り向かないという場面なんですけど、表情も今までのMVでは見れなかったものなので、見どころだと思います。
比嘉:セリフがないので難しかったですね。早朝6時の撮影があって、「朝から難しい気持ちになりますね」と制作スタッフの方と話していました(笑)。
ーー「2words」をライブやオンラインでパフォーマンスしてほしいというファンは多いと思いますが、ご予定はありますか?
TAKA:4月23日に開催される「TikTok春の歌うま」アーティストコンサートへの出演が決定しています。
YUICHIRO:「TikTok春の歌うま」アンバサダーにも就任しているので、そちらも注目していただきたいですね。
TAKA:「2words」にちなんで、動画であれば歌じゃなくても大丈夫なので、ぜひ投稿してほしいですね。ジャケットは白いものになっているので色を塗ってもらったり、皆さんらしい楽しみ方を見つけてもらえたら嬉しいです。