2017.02.03 公開


三宅裕司&Light Joke Jazz Orchestraがスペシャルゲストに高橋愛を迎え、思いっきりハッピーにスウィングするセッションが行われた。会場はジャズの聖地、ブルーノート東京。公演タイトルは「昭和のアイドルをSWINGしよう」。誰もが一度は聴いたことがあるに違いないナンバーを、あっと驚くようなアレンジで披露した。

夜鳴きそばのチャルメラのフレーズを模した管楽器のサウンドに導かれ、さっそうと三宅裕司が登場。軽妙なトークですぐさま観客の心をつかみ、そのまま中森明菜の大ヒット曲「飾りじゃないのよ涙は」を披露。バディ・リッチを敬愛してやまない三宅のドラム・プレイはメリハリに富んでいて、ハイハットの開閉の巧さ、シンバル・レガート、ときどき入るスネアのアクセント等、どれもが収まるべきところに収まっている。




三宅裕司ビッグバンド結成10周年!モーニング娘。第6代リーダー高橋愛を迎えブルーノート東京・名古屋にて過去最大規模で開催!  画像 2/3

ソリストも気持ちよさそうにアドリブをとり、ブルーノートのお客様も体をゆらしてビッグバンドのサウンドを楽しんでいた。 続くMCパートで三宅は「ぼくのアイドルは“ハナ肇とクレイジーキャッツ”でした。昼の12時から夜の9時までジャズ喫茶で粘って聴いて、植木等に“まだいたのか”と話しかけられた」という、ヨダレが出そうなエピソードを聞かせてくれたあと、曲はクレイジーキャッツ3枚目のシングル「無責任一代男」へ。 続いて、謎の女性二人組 “雑・ピーナツ” が登場し、彼女たちのボーカルで「恋のバカンス」を。もちろんこれは、戦後を風靡した双子デュオ、ザ・ピーナッツの大ヒット曲である。 「昭和のアイドルの曲を、ぜひ平成のアイドルに歌ってほしかった」という三宅の紹介に続き、スペシャルゲストのモーニング娘。の第6代リーダー、高橋愛が白のロングドレス姿で華麗に登場。

「三宅さんからオファーをいただいた時、最初ドッキリかと思って理解するのにかなり時間がかかった」と話しをした高橋愛は、岩崎宏美「ロマンス」、山口百恵「秋桜」、フィンガー5(のちに小泉今日子でリバイバル・ヒット)「学園天国」と、バラードから乗りのいい曲まで、時に可愛らしく時に艶っぽい歌唱を聴かせブルーノートのお客様を湧かせた。 トンチの利いたアレンジはトランペット奏者の羽毛田耕士が担当、土井徳浩(アルト・サックス)、和田浩(トロンボーン)、宮木謙介(バリトン・サックス)、佐久間優子(ピアノ)などのソロもすこぶる充実のあっという間のステージであった。




三宅裕司ビッグバンド結成10周年!モーニング娘。第6代リーダー高橋愛を迎えブルーノート東京・名古屋にて過去最大規模で開催!  画像 3/3

「ビッグバンドの音を知らずにいるのはもったいない」と語り、より多くの人にビッグバンド・ジャズの楽しさを伝える“三宅裕司&Light Joke Jazz Orchestra”  今年もスウィングとユーモアがいっぱいのステージで東京公演6ステージを終えた。2月4日には、名古屋公演が控えている。

三宅裕司&Light Joke Jazz Orchestraとは

音楽好きで知られる三宅が学生時代からの念願の夢を叶えて、2007年に結成した17人編成のビッグバンド。このバンドは“より多くの人にビッグバンドの素晴らしさを感じて欲しい”という三宅の思いに賛同してくれたプロミュージシャン達によって結成。 ビッグバンドやジャズ初心者でも楽しみ、親しんでもらえるように、誰もが知っている有名な日本の歌謡曲にジャズのエッセンスを取り込みビッグバンドアレンジしている楽曲を多くレパートリーに持つ。

過去の出演ゲストにはピアニストの小曽根真やヴァイオリニストの寺井尚子といった一流のジャズプレイヤーから、グッチ裕三やコロッケといった多才なタレント、演歌歌手の島津亜矢や民謡日本一に2度輝いた朝倉さやまで毎回豪華かつバラエティに富んだ顔ぶれが並ぶ。そして、ジャズ演奏だけではなく三宅独自の笑いのエッセンスを盛り込み、映像やコント、ダンスなどで表現するエンターテインメント性の高いライブを創り上げるのが本ライブの特徴。笑いながら本格的なジャズサウンドを楽しめる三宅裕司&LJJOのライブは見逃せない!

◆今回のライブ“昭和のアイドルをSwingしよう”について 今回のライブは「アイドル」をテーマに、日本の一時代を築いたアイドル曲をビッグ・バンド・ジャズアレンジし、アイドル歌謡曲×ビッグバンド・ジャズを中心としたエンターテインメントに富んだライブを展開。

スペシャルゲストにはモーニング娘。第6代リーダーの高橋愛。 ビッグバンドを背負ってのライブステージや、ビッグ・バンド・ジャズアレンジした楽曲の歌唱は初挑戦! 歴代モーニング娘。随一の歌唱力を誇る高橋愛が、三宅率いるビッグバンドとのコラボレーションで、「アイドル」をテーマに往年のヒットナンバーを歌った。

◆公演概要
■ライブタイトル:
ENTERTAINMENT BIGBAND LIVE 三宅裕司&Light Joke Jazz Orchestra  with special guest 高橋愛 “昭和のアイドルをSwingしよう”
■日程:
【東京】2017年1月27日(金) ~ 29日(日) 3日間6公演
【名古屋】2017年2月4日(土) 1日2公演
■会場:
【東京】BLUE NOTE TOKYO 東京都港区南青山6-3-16 ライカビル
【名古屋】NAGOYA Blue Note 愛知県名古屋市中区錦3-22-20ダイテックサカエビルB2
■出演:三宅裕司&Light Joke Jazz Orchestra

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